2015年10月 8日 (木)

ガマの葉のスツール

椅子、スツール等のシートつまり 座面の素材としてい草や綿テープ、紙ひもなど様々な物がありますが このガマの葉も良い材料になります。

ガマ 確か英語ではキャットテールというと思いますが ガマの穂はその猫の尻尾のようにあるいはソーセージのような形の焦げ茶色のものがついている あれ、です。その雌株というか 穂がついていない株の葉っぱがその材料になるのです。

この夏たまたま近くでこの材料のガマが群生しているのを生徒さんが発見し収穫しておいたものです。

ドゥルー ラングズナー氏によれば、夏が終わる前 そのガマの葉先が少し変色して茶色くなり始めるころが収穫時で なるべく長く水中の株の一番元の部分から切り取って なるべく折らずに そして丁寧にゆるい流水などでぬめりをとって洗います。その後 風通しの良い日影に蒸れないようにばらけて乾燥し 毎日すこしひっくり返して均一に乾かしておきます。条件が良ければ 夏の事ですから 1週間もすると乾燥します。 この状態にしておけば 1年くらい平気で保管できます。(それ以上長く保管した経験がないのですが 案外長期間大丈夫そうです)

両手でこのガマの葉の束を握るほどあればおそらく椅子1脚分の材料は足りるはずです。

さてこのガマの葉、いよいよ座面に編むためには 前日から準備が必要です、

まず 霧吹きで全体をまんべんなく湿らせます。さらに バスタオルを濡らして葉の束全体をくるみさらにビニールシートなどでカバーして一晩寝かせます。大事なのは 直接に葉を水につけない事です。

そんな準備をして昨日 久しぶりにスツールの座面を編みあげました。

これはクラフトハウスの生徒さんの作品です。

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このスツールの作者いわく”わー すごい!! 全部この町の材料、木と草でできてる!” です。

すごいすごい


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2014年3月23日 (日)

スチームベンド=椅子の後ろ脚曲げ

椅子の後脚は通常4cm近い直径があります。木成りに曲がっていればいいですが、真っすぐなものや曲がりが不十分なものなどは人為的に曲げるわけです。

この作業をスチームベンドと言います。つまり加熱するのです。木をゆっくりとサウナに入れてリラックスさせてコリをほぐして柔らかくなったところを狙ってグイッと一気に曲げます。

お湯につけてもいいように思いますが その場合まず気化熱を奪われて木に蓄えた温度が下がる、しかし蒸気はもともと気化した水分ですから気化気化熱とはならず利点があるとされています。さらにお湯だとかなり大げさな浴槽が必要となりまたかまどもそのお湯の重さを受けるので頑丈でなければならず大変です。

というわけで 通常は蒸気を使って曲げるという事になるのです。

竈の上に直接スチームの箱を置くのもいいですが 場合によっては竈の火が箱にかかり焦げたり燃えたりすることを考えるとやはり少し離して設置すべきでしょう。

箱は蒸気が極力漏れないように密閉性を高めてください。

また風などの影響を受けないように周囲を断熱した方がいいと思います。20130123_kouno_koukun_suimokukai_02


こんな感じ

箱の内部に蒸気を導き温度が95度以上になったら時間を1.5時間カウント、途中温度が下がらないように火をチェックしてください。この1.5時間は木の厚さ2.5cmあたり一時間として計算しています。

箱から取り出したら数十秒で曲げ切ってください、そうでないとみるみる器の温度が下がって曲げに影響しますから。 そのためあらかじめリハーサルをしておくのです。

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曲げの治具一気に二本まげます

こんな太いものが曲がるの?!といつも思うけど案外ちゃんと曲がります

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曲げ終わったら通常は一晩カバーをしてそっとしておきます。

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2013年9月10日 (火)

第2回 グリーンウッドワーカーミーツ

ひごろ 作業場やフィールドでコツコツとグリーンウッドワークをしている人たちが 横の広がりを持ち 交流を深めようとの思いから誕生したこのグリーンウッドワーカーミーツが今年もまた来月に開催されることになりました

このミーツを通して 東海 関東 東北の人が知り合いとなり 情報を交換し 友達となって 帰っていったのです

時 10月19(土)、20(日)

場所 福島県石川郡古殿町 クラフトハウス内

参加条件 木が、特に 生木が好きな方 

今回の内容

昨年同様 椅子の脚早挽き競争

狼煙上げの義(ここ福島から震災復興の意気込みを煙に託して 世界に打ちあげます)

綱引き競争

一輪ざし作り(一般参加者向けのワークショップ=事前にPRします) 

新しい内容

”とっかえっこしようぜ!”

作品展示販売

”とっかえっこしようぜ!” これは、と思う珍道具、使わなくなったけどあると便利な道具や作品など 持ちより交換しましょう、という内容です

作品展示販売

今回は 僅かながら 販売スペースを設けて 一般の人にグリーンウッドワーク またはグリーンウッドワーク的作品を購入出来るようにします

グリーンウッドワーカーの参加者の皆さんへ

自賛の作品を持参してください、 これネセサリー=必須条件です、上記”とっかえっこしようぜ”と作品展示販売です

またイベントの準備のお手伝い 可能な方はぜひお願いします


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宿泊の部屋に限りがありますので ご利用を希望される方は 早めにご連絡ください

お問合わせtomio@tomio-imaru.com

または 0247-57-5541 まで

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2013年8月14日 (水)

木工用カーヴィングナイフ

自分の形というものがやっと整ってきた 

刃の切れ具合

刃の形状

角度

差し込みの強度

鋼の質の選択

柄のあり方

さまざまな要素を加味入れながらの形がでてきました

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まだ最後の調整前ですがほぼ完成

ナイフのだいじりに滑り止めのチェッカーを入れてますが 今一つかな、という段階の作です

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これも同様ですシースの中央は破れを純金箔でカバーしました

これはナイフとシースの両方に滑り止めがしてあります

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これはそれ以前のデザインで シースは木を二つ割りにしてほじってからニカワ付けしました

茶色のさやのバンドは桜の木の外皮です

ナイフ本体は鹿角のを試しました

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このシースは専用工具を作り 穴をあけました

この木のシースから取り出す時に滑り止めがあると楽で そのためのチェッカーなのですが

これが苦労の連続です

最初は考えていろいろ刃物を作って試してみて、やっと最近安定

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たかだかチェッカーといいますが案外すっきりした形にするのが難しい

ずいぶんやりました

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いくつも試行錯誤

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このチェッカー 特に一方向にグリップが利くようにギザギザをつけました

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2012年6月 7日 (木)

第一回グリーンウッドワーカーミーツ イン福島

ここ福島の南部古殿町のクラフトハウスにて 今年秋に 第一回グリーンウッドワーカーミーツを開催します。

参加は自由です詳しくはこちら です。

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2012年3月 8日 (木)

クラフトハウス 春の講座のご紹介

2012年 春のクラフトハウスの予定

いよいよここ古殿も春めいてきました

スプーン作り  

スケジュールの期間のうちで 2日間かけてナイフの安全で効率的な使い方

スプーンの基本的な知識をカリキュラムに入れながら スプーンを削りあげます。

器挽き     

足踏みロクロで自分の体を動かして器を挽きます。機械旋盤とはかなり違ったタッチです。2日間 かかります

椅子作り    

7日間かけて 自分で グリーンウッドワークの椅子を形作っていきます。

* 6、7月には 広い校庭に機材を設置し、キャンプをしアウトドアーライフを楽しみながらの講座と                なります。    期間調整可能

カーヴィングナイフ作り

スプーンなどに使う刃物を鍛冶屋仕事をして作りあげます。ご自分のナイフを作ってみませんか?

このナイフはあくまで実用第一にしたものです。2日間かかります。

スケジュールのとりかた

ご都合のよい日程をご連絡ください。カレンダー上で例えばスプーン作り教室の期間の内 ご都合のよい日を選べます。 2日間コースですので 続けて2日間でもいいし、また間が空いても大丈夫です。

続けて2日間の場合 クラフトハウスでは ステーの用意がありますので クラフトハウスに宿泊する事が出来ます。

* ただし6月、7月の椅子作りは期間に関して調整出来ますので ご連絡ください。つまりまるまる7日間スケジュールが取れなくても対応できます。

宿泊の場合

講座に参加される方のために 個室と グループ部屋があります。 宿泊滞在自体は無料ですが 食事炊事など実費をご用意ください。

食事は 共同自炊

シーツ、タオルなどをご持参ください。

料金

椅子作り教室

材料費

       椅子本体 8000円

       イ草      1200円

講習費     6500円/一日(参加者2名以上で6000円)

器挽き教室

            6000円/1日(2名以上の場合5000円/1日)

スプーン作り教室 

           5000円/1日(2名以上の場合4000円/1日)

カーヴィングナイフ作り

  材料費     鋼材、炭、雑費 など2000円

  講習費     6500円/1日(2名以上の場合6000/1日) 

          

        

       

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2011年12月26日 (月)

器の木としての柿

器の木の材料としてさまざまある中で 柿の木は とても素敵な材料です。

まず細胞が詰まっている割に柔らかく、逆目がたたず 木の肌が美しく、挽いているときには まさに柿のあの色です。20111215new_wood_010

心地よいピューピューという音を出しながら柔らかく削れていきます。

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乾いてゆく過程の中でどんなふうに色が移り変わっていくのか楽しみです。

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もし柿の木を頂く機会があったらぜひ試してみてください。

切って間もないフレッシュなうちに、そして目の通った太いところを半割にして挽いてみましょう。

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2011年11月29日 (火)

クラフトハウス 2012 1月ロクロ作りの特別集中講習の予定

2012年 1月の特別講習のご紹介です

器用ロクロ作り教室

1月お正月明けの8日から2週にわたる期間を 器用のロクロ自体を製作するためにご用意しました。

最低7日間必要になります。

2週間の間でご都合のよい日程をお選びください。

グリーンウッドワークの足踏みロクロによる器挽きに興味がありながら そのロクロをそろえることができない、またどうやって作っていいかわからない方におすすめです。

この講座ではさらにろくろのほか その器挽きの刃物となるフックなど3本ほどの製作も含まれます。

なお出来上がったものは比較的安価に発送可能ですので運搬のご心配はありません。

料金     講習料7000円/1日(2名以上になると6500円/1日)

        材料代10000円~15000円

宿泊 無料

食事は共同自炊

光熱費、食費は実費ご用意ください

製材の方法は チェーンソー製材と 斧、チョウナによる製材方法とが選べます。(どちらもサポートがつきます)

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斧製材の様子

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試運転している

なおチェーンソー製材の場合チェーンソー作業は怪我を考慮して見学のみとし、実作業は私が行います。

また斧製材も危険のない範囲での作業をしていただきます。

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基本的なフックを3本程度同時につくります。

1週間の中に器のロクロ製作、フックの鍛冶屋仕事による製作、器挽きの講習がふくまれます。

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鍛冶屋作業の様子

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夕食後の楽しいひと時 焼きリンゴなどお召し上がりください。

1週間ここに滞在して ロクロと フックと 器挽きと楽しい時間をお持ち帰りいただけますよ。

お問合わせ 0247-57-5541

  メール tomio@tomio-imaru.com

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2011年9月 5日 (月)

10月からの予定

10月から新たにここ福島の古殿町で教室が始まります。

これまで同様 スプーン作り、器挽き等の内容ですが これからは 椅子の教室があらたに加わります。

日程 こちらでご確認ください。

          スケジュールの取りかた

          週ごとに組まれた講座に合わせてご都合の合う日程で講座を申し込んでください。

          どの講座も連続して2日間つまり1泊2日でアポイントをお願いします。

          遠路はるばるこられてあわただしく帰宅の途につかれるよりゆっくりされることに

          意義があるとの思いからですが、日帰りでの講座、あるいは分割講座も可能です。

                    

          宿泊無料

          共同炊事

          光熱費実費

          講習費用 (一部料金が変更になりました)

          スプーン作り 5000円/1日(2名以上の場合4000円/1日)

          器挽き     6000円/1日(2名以上の場合5000円/1日)

          椅子作り(スツール)    6500円/1日(2名以上の場合 6000円/1日)

               

          所用日数  スプーン、器教室 2日間

          スツール教室 最低3日間または 週末2日間X2回          

        

お申し込み

       参加希望の講座、日程、参加者のお名前、人数、住所、連絡先

          送迎希望の有無など明記のうえ電話、メールなどにてご連絡ください。

        

  

本格的な椅子作りは 来年冬以降の予定です。

  刃物作り講習は 来年冬からスタートします。

  また冬季特別合宿では ロクロ作り集中講座を予定しています。

心地よい汗をかいた後には入道の湯もあります

アクセス 車

       常磐道 いわき湯本インターから 35分ほど

       東北道・あぶくま高原道路小野インターから35分ほど

      バス

      高速バス いわき号 いわき湯本インター駅までの送迎あり

       お問合わせ 

   クラフトハウス 福島県石川郡 古殿町大字松川字大原194-2

     電話    0247-57-5541

    メール    tomio@tomio-imaru.com

      

      ちょっと息抜きしてゆったりとしたホリデーを過ごしましょう。

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2011年7月 9日 (土)

塾生 学費

基本コース

グリーンウッドワーク クラフトハウスでは グリーンウッドワークを基本から身につけたいとお考えの方にその場をご用意します。

学費     18万円(1クール6カ月分)

道具類購入費用など(手斧の刃、ドローナイフ、砥石 木材など5万円)

食費 光熱費などは実費にて 別途必要です。

このほか寝具、作業服などご用意ください。

合計23万円です。

なお返金はできませんので よろしくお願いします。

また道具類で ご持参いただいたものについては 道具類の購入費用から省略できるものもあります。

お支払

口座もしくは 直接 一括にてお支払いください。

お問合わせ

電話 0247-57-5541またはmidorinocraft@nifty.comまで

*椅子作りコース、器挽きコース、刃物作りコースなどは 基本コース終了が必修となります。 

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