ガマの葉のスツール
椅子、スツール等のシートつまり 座面の素材としてい草や綿テープ、紙ひもなど様々な物がありますが このガマの葉も良い材料になります。
ガマ 確か英語ではキャットテールというと思いますが ガマの穂はその猫の尻尾のようにあるいはソーセージのような形の焦げ茶色のものがついている あれ、です。その雌株というか 穂がついていない株の葉っぱがその材料になるのです。
この夏たまたま近くでこの材料のガマが群生しているのを生徒さんが発見し収穫しておいたものです。
ドゥルー ラングズナー氏によれば、夏が終わる前 そのガマの葉先が少し変色して茶色くなり始めるころが収穫時で なるべく長く水中の株の一番元の部分から切り取って なるべく折らずに そして丁寧にゆるい流水などでぬめりをとって洗います。その後 風通しの良い日影に蒸れないようにばらけて乾燥し 毎日すこしひっくり返して均一に乾かしておきます。条件が良ければ 夏の事ですから 1週間もすると乾燥します。 この状態にしておけば 1年くらい平気で保管できます。(それ以上長く保管した経験がないのですが 案外長期間大丈夫そうです)
両手でこのガマの葉の束を握るほどあればおそらく椅子1脚分の材料は足りるはずです。
さてこのガマの葉、いよいよ座面に編むためには 前日から準備が必要です、
まず 霧吹きで全体をまんべんなく湿らせます。さらに バスタオルを濡らして葉の束全体をくるみさらにビニールシートなどでカバーして一晩寝かせます。大事なのは 直接に葉を水につけない事です。
そんな準備をして昨日 久しぶりにスツールの座面を編みあげました。
これはクラフトハウスの生徒さんの作品です。
このスツールの作者いわく”わー すごい!! 全部この町の材料、木と草でできてる!” です。
すごいすごい
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