ポールレーズ パターン挽き
スピンドル用のポールレーズ、これこそ グリーンウッドワークの代表的な道具といえるものですが、 御本家イギリスのマイクアボット氏は特に最近はあまり使っていないようです。 つまり 案外この道具、操作が難しく広く参加者が簡単に使えるというものではない、ということ、またアメリカ人ドゥルーラングズナー氏いわく”これほど非効率な道具はない!”との指摘からか 数学系人間のマイク氏はあまりポールレーズを使う事を潔しとしないようです。ま、そのかわりホゾの部分は テノンカッターなるものをコードレスドリルに装着して使っているようで これだとだれでもホゾが正確にできるのです。
ながなが書きましたが 私としてはそれでもポールレーズを進めたいです。それは 最初ハードルは高いかもしれませんが しかし多少とも挽けるようになると 面白さがわかって来て病みつきになるほどです。 ましてや 生の広葉樹をポールレーズで挽いてテープのように薄くて長い削りかすがシュルシュル出てくると快感です。思わず夢中になるものです。
さてこのポールレーズも ある程度技術力がついてくると パターンが挽けるようになります。これは つまりくびれや溝や 球を挽くということで、単にストレートな丸い棒を挽くための道具またはほぞを削るための道具という見解からはかなりかけ離れたものでもあります。 ポールレーズを挽いた事がある、という段階から 技術を身につけて パターンが挽けるようになる、というところにもう少し目を向けることが必要なのかもしれません。
ポールレーズと踏み板
比較的簡単なウィンザースツール 脚のホゾ以外はドローナイフで削ります。
脚に模様 パターンを入れて 横棒のストレッチャーを入れると 似たような作りのスツールですが まるでニュアンスが変わってきます。 どうですか、こういうの。
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