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2016年12月31日 (土)

グリーンウッドワークでは 材料はくさびやフローなで裂いてとります。それはつまり椅子の脚など細長い棒状の木取りに好都合だからという理由も一因です。

しかし ウィンザータイプのスツールなどの厚板、また角材などを取る時にはちょっと事情が違ってくるものです。

今回は ウィンザータイプのスツールの厚板材を丸く切るためのターニングソーをご紹介します。

ターニングソー(私達の間ではベッティーさんと呼んでいます=これは ベッティーさんがダンスを踊っているようだ、というところから生まれた呼び名で 英語では dancing Betty)

枠鋸のように鋸刃はフレームにしっかりと取り付けられますが 刃は360度回転しどの角度にも向きを変えられるので フレームの突っ張り棒までの距離が有効半径になります。

簡単な道具ではありますが 刃を垂直に均一に動かさないと刃が木に喰ってしまいます。

厚みは10cmくらいの欅でも切れます。慣れてくれば ウィンザースツールの丸い厚板は30分余りで挽けるでしょう。

使う時には 刃の向きを決めて 紐の張りを強めてセットし、だいたい自分の方に向かうようにして切り始めます。上半身は鋸を垂直に持って動かさずに 体全体を上下させるようにして切り進めます。厚板を固定し直す時などに鋸刃の角度も修正してカーブにあわせます。

夏にウィンザースツールをつくられた方の様子をご紹介します。

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挽き始め

鋸刃が垂直を保つように定規を立て 鏡を見て確認しながら挽いていきます。(できれば両腕は脇につけておいた方が安定します)

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挽き進んでいくうちにカーブの角度が変わるので 鋸刃もそれに合わせて調整します。

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こんな風に丸く挽けました。これはシデの木で厚み5cmほど 結構硬いですが無事挽き終わりました。

だいたい直径30cm以上であれば充分ベッティーさんで挽けます。(あまり細かいカーブには向かないのです)

興味のある方はtomio@tomio-imaru.comまでご連絡ください。 スペアー刃1枚付き なお別途鋸刃のみも可能です

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部材が揃いました。

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ストックナイフで ヘリをウェイ二ーエッジにするために薄くしてます

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座面をインディアンナイフで(改めてご紹介します)仕上です。

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鏡と定規を見ながら脚の差し込み穴をあけます

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お持ち帰り!

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2016年12月 1日 (木)

バロー (一輪車)

クラフトハウスで使用する野良仕事用の一輪車の脚が1本折れて使いづらかった。 いつか新調しようと思っていましたが 重い腰をあげて やっと完成しました。

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こんなになってます。右足が錆びて折れてしまったのです。最初は脚だけ直せばいいかと思ったのですが、今回フレームソーもあることなので いっそ新しく木製で作ろうと一念発起しました。試行錯誤しながら2カ月を要し やっと完成に至りました。

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つまり、このバローの板材は あのフレームソーで丸太を製材して取ったもので、やはり普通の板材とは微妙に仕上がりのテーストの違いが 出るものですね。

ちなみに車輪の鉄の輪の製作とそれを木の車輪にはめ込むのがかなりなんというか難しいものでした。

玄関に置いて見るととても見栄えがして明るい雰囲気になりました。

苦労しましたが嬉しいものです。

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