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2014年3月23日 (日)

スチームベンド=椅子の後ろ脚曲げ

椅子の後脚は通常4cm近い直径があります。木成りに曲がっていればいいですが、真っすぐなものや曲がりが不十分なものなどは人為的に曲げるわけです。

この作業をスチームベンドと言います。つまり加熱するのです。木をゆっくりとサウナに入れてリラックスさせてコリをほぐして柔らかくなったところを狙ってグイッと一気に曲げます。

お湯につけてもいいように思いますが その場合まず気化熱を奪われて木に蓄えた温度が下がる、しかし蒸気はもともと気化した水分ですから気化気化熱とはならず利点があるとされています。さらにお湯だとかなり大げさな浴槽が必要となりまたかまどもそのお湯の重さを受けるので頑丈でなければならず大変です。

というわけで 通常は蒸気を使って曲げるという事になるのです。

竈の上に直接スチームの箱を置くのもいいですが 場合によっては竈の火が箱にかかり焦げたり燃えたりすることを考えるとやはり少し離して設置すべきでしょう。

箱は蒸気が極力漏れないように密閉性を高めてください。

また風などの影響を受けないように周囲を断熱した方がいいと思います。20130123_kouno_koukun_suimokukai_02


こんな感じ

箱の内部に蒸気を導き温度が95度以上になったら時間を1.5時間カウント、途中温度が下がらないように火をチェックしてください。この1.5時間は木の厚さ2.5cmあたり一時間として計算しています。

箱から取り出したら数十秒で曲げ切ってください、そうでないとみるみる器の温度が下がって曲げに影響しますから。 そのためあらかじめリハーサルをしておくのです。

20140316wakasugi_steam_vending_04_2


曲げの治具一気に二本まげます

こんな太いものが曲がるの?!といつも思うけど案外ちゃんと曲がります

20130123_kouno_koukun_suimokukai_03

曲げ終わったら通常は一晩カバーをしてそっとしておきます。

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コメント

非常に複雑で、そのレベルは、標準的な、品質とその運用の有用性を検証し、確認することが可能に曲げることができる。

投稿: friv 3 | 2014年5月27日 (火) 11時27分

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