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2012年1月 9日 (月)

チョッピングブロックの作りかた

チョッピングブロック

このチョッピングブロックとは つまり 作業用のまな板です。

手斧を使って木を削る時に使うまな板の事です。

作業の高さが腰高になっていて しゃがみこんで作業するよりもずっと作業性がいいです。

Chopping_block_making_taichan_085

なにか奇妙な形に見えるかもしれませんが 見方によっては可愛いものです。

このチョッピングブロックがあるとないとでは かなり効率が違います。

目立たない道具ですがグリーンウッドワークには不可欠な道具でもあります。

材料

直径20~30cm程度の玉切りの丸太(できれば広葉樹でなおかつケヤキがいいですが、もし手に入らなければ

その他の縦割れの起こりにくい材がほしいところです)

直径15~20cmほどのナラなどのしなやかな枝木で長さ1.2mほど真っすぐに近い、多少カーブしている程度のもの

Chopping_block_making_taichan_081

まず ブロック本体の角を面取りします。そして同時に外皮を剥きましょう。外皮が着いたままだと 場合によっては鉄砲虫などが外皮の下にいる場合には 後々外皮がはがれおち、なおかつ食い散らかしたあとが残ります。

そうしたらつぎに脚の差し込み穴を開けます。

Chopping_block_making_taichan_079

最初の写真のような脚の広がりになるように定規にあわせて角度を付けて開けます。開ける穴は3か所です。

3等分の位置にブロックの中心に向かってあけるのです。ドリルの径は30mmです。

この時 必要になるのが写真のような手回しの刃の長いドリルです。なぜ手作業かというと電動ドリルでは力不足で穴があきませんし、またもし力があるものを使うとなると こんどは固定が難しく 下手をするとあばれて大惨事になってしまうのです。

写真のように作業する人がブロックの上に乗っかって手回しで開けるのが一番確実な方法です。かなり力が必要ですがこの程度であればグリーンウッドワーカーなら頑張りましょう。3つだけですから。

深さは10cmほどにしました。

さて一苦労おえたら 次は 脚です。

まず材料の木を半割にして さらに割って4本の部材にします。

その中から選んで 良いものを3本材料にします。もしものために1本はスペアーとしてとっておきましょう。

Chopping_block_making_taichan_084

ある程度シェーヴィングホースなどで形を削り出したら そろそろ長さを決めて切ります。ブロック本体の上面までの高さとしてはベルトの下あたりがいいと思います。

そしてその高さにあわせて脚の長さプラス差し込み代プラスブロックの長さプラス10cmくらいにしてあまりきっちりに切らないで遊びを持たせて切ります。

さて脚の長さをある程度切って決めたら その脚の全体の調子を見て修正し程よい形に整えていきます。

最終的に立ち上がった時には脚先が外に向かって広がるように整えるのです。安定性と美観から。

ドリルで開けた穴に差し込む部分は当然穴径の30mm以下になりますがあまりきつくても、あまりゆるくても具合が悪いという程度の差し込み具合に削りましょう。少しずつ削っては削り面をずらして削ってすらしてというふうにしていくと案外丸く削れます。ある程度削れて来たら今度は ブロックをそばにおいてその穴に直に現物合わせしてさらに調整していくのです。

3本の脚が用意出来たらさて実際に差し込んでみましょう。そして 立ててみましょう。

そろそろ終わりに近づいてきました。

ブロックの上の面が水平になるようにしなくてはいけません。平らな所に立てて水平を出します。つまりもし水平出ないとしたら脚に板などかまして水平にします。

そしてつぎに角材などを定規にして切りそろえるための線を脚にひきます。

そしてその線に沿って脚の余分を切り落とすのです。

切り落とし終わったら角を面取りして、さあ、出来上がりです。

Chopping_block_making_taichan_086

暇な時間をみつけて 一つ作りましょう。

あるとないとでは ずいぶんと違うものですよ。

お問合わせ tomio@tomio-imaru.com

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