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2011年4月 6日 (水)

椅子作り

ほとんど最近器や 器用のロクロ作りなどに没頭していて しばらく椅子を作っていませんでしたが 最近ご注文があって アームチェアーを4脚作り始めました。アームチェアーではありますが アームが片側だけのアームチェアーです。

今回は 特にデリケートを意識して 全体に頑丈さより 柔らかさを出すようにしました。

そして ポールレーズは ほぞ=ジョイント部分のみにして ほとんどの成形をドローナイフでしました。

ですから木の木成りの曲がりがそのまま出ます。

問題は 組立です。横棒は 既定の長さがあります。つまり 座面の寸法や その下にある横棒=ラングもあらかじめ規定の長さにして組み合わせるので その寸法にぴったりの場所を探したり、多少妥協して歩み寄って組んでいくのです。

そういう意味で このような木成りの曲がりに沿って椅子のパーツを組んでいくことは とても時間がかかるのです。

でも こうやって完成した椅子はそれだけの面白みがあるものですね。

日本人好みかもしれませんね。

Takachan_chair_1_003

特に後ろ脚が3次元的に曲がっているのです。

Takachan_chair_1_006

うちでは 椅子の組み立ては 両サイドを最初に組んで それから 背板=スラッツを作っていきます。

このようにしてスラッツの大まかな寸法を出してジョイントを作ってから ほぞ穴をあけて組むわけです。

Takachan_chair_1_010

これがアームです。斧でばかばか荒削りして それからその場の雰囲気でドローナイフで形を作っていきます。

Takachan_chair_2_004

ちょっとお見苦しいですが ほとんど組みあがった状態。変な紐は癖をつけるためです、これは本来はない工程ですが。

Takachan_first_chair_with_seat_006

これが最終的な完成の形です。

今回の材料が軽くて軟らかくしかも白くて上品なので とてもいい感じになりました。苦労も報われますね。

座り心地柔らかく もう愛着が湧いてます。

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コメント

ブログが更新されていたのでうれしくなって書き込みました。
椅子すばらしいです。エネルギーがあります。
以前お邪魔したときのすわり心地、今でも忘れません。

投稿: とも | 2011年4月 8日 (金) 06時16分

ともさんありがとうございます。

特に今は 何かに没頭することだと思います。没頭している時間は外界からのどんな風も吹き込んできません。
傷ついた心が養われる時間です。
不安も怒りも悲しみもここにははいってきません。その代わり心が強くなります。そう感じます。

椅子は器とは違って さまざまな細かい部品を作っていき、最後にそれを組み立てるので
最後の最後までどんな椅子になっていくかまるで分らないのです。

小さなミスは気にせず トータルで考えましょう。案外完成してしまうとそんなミスは全然気にならなくなるのです。
どちらもグリーンウッドワークですが 方向性がまるで逆方向です。
器は深い自分の中に入り込んでいく世界、
椅子はいろいろな所に気を使いながら作っていく組みたての世界です。
どちらも捨てがたいものがありますね。

投稿: バジャー | 2011年4月 8日 (金) 08時20分

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