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2010年6月27日 (日)

ラトル 乳児のおもちゃ

生後6カ月ほどの赤ちゃんに欠かせないおもちゃとして このおしゃぶりがあります。

おしゃぶりといっても 実は 非常に人の成長の中で とても重要な意味をもつものなのです。 人間の基本的な 完成とか 性格を左右するおもちゃであり そういった意味からも

木の素材のものを選びたいものです。

塗料を使わず口に入れても 化学的な処理をしていませんので そういった点はいいと思っています。 手に持って振るとリングが動いてからからと乾いた音がします。

赤ちゃんは こういったものを口にして噛んでみたりしてそのものを確認するのだそうです。

 本日は 器を挽くのをちょっと休んで このラトルを挽いていました。

しばらくぶりに挽いたので ちょっと感覚が戻るまでに時間がかかりましたが 何個か挽くうちに思い出してきました。

赤ちゃんのおもちゃ、

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こういうのがいいと思います。

桜材 仕上げは スーパーの食品売り場にある 乾性油です。

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リングはこのようにしてなんというか掘り抜いていくのです。

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リングは4つでも出来ますが 数が多くなると振っても振り幅がなくなりあまり面白くないので3つにしています。

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2つ分のラトルをまとめて挽きますが これは一つだと短くなり かえって挽きにくくなるのです。

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写真のような刃物をつかって挽きます。

なお黒い両端の線は 焦げ目です。塗料ではありません。特殊なやり方で線をつけるのです。

室内でもし落としてもこのリングは割れることはありません。 何度も実験済みです。

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器挽き教室

昨日の様子

2名の参加者の方と器挽き教室

一人の方は もう何度も来ていただいているので 今回は少し大きめの器にチャレンジでした。

これまでナラやクヌギなど硬い木ばかりでしたので 飽きないようにと 今回は 桜の浅いボールになりました。

もう一人の方はまるっきり初めての方でしたが なかなかどうして器用なかたで ときどき思いもよらず綺麗な気持ちよい削りかすがでる時がありました。

この綺麗な削りかすが出る、というところが重要で それはつまり削りの作業そのものがうまくできているということなのです。 実は この綺麗な削りかすが出るような削り方を自分の手で模索しながら覚えていくのが一番確実な方法であろうと私は考えています。 器の刃物であるフックをどう当てると綺麗な削りかすが出るのかを試行錯誤しながら 把握していく事が 重要なのです。

桜はせっかく挽いても乾燥後に割れることがよくあるので”悪魔の木”などと器挽きの人には言われているのですが  それでも 削りの作業そのものは柔らかく気持ちのいいものであります。また桜独特の甘いいい香りがあり また木目も美しく 私は大好きな木です。

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なんとか午前中に外側を整形するところまでたどり着くことができ一安心でしたが

なにしろこの梅雨空で だくだく汗をかき ちょっと大変でした。

材にフックを当るときの角度等は 口で説明して 理論としてわかることができても

それを実際に手足で覚えるということとは まるで別のもの、 とくに道具がシンプルなものであればその分 使い手の技量の関与する割合が増えるので 初心者と熟練の間には大きな差が出てくるのです。

手の仕事とはそういったものなのですね。手が覚える、体で覚えるということ、そのためにはろくろを挽いて大量の削りかすを出す、ということが 欠かせないのですね。

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桜の可愛い器

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大きめの桜のボール

いろいろ用途がありそうです。

 初めての方でも 1日かけて 器を挽いてお持ち帰り出来ますが 作業の負担を考慮して最初は小ぶりな器を挽いていただいています。

参加申し込みはこちらもご覧ください。

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