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2010年4月 8日 (木)

器を挽く刃物

私のところにある器のロクロは人力です。ですから電気仕掛けではありません。

そしてそのろくろに使う刃物は鉤の形をした刃物です。現在ざっと40本近くの刃物があります。これらのものは用途に応じてあれこれと使い道があるのでいつの間にかこんな数になってしまうのですが これらの刃物はすべて自作するのです。

今日はそのうちわずかですがご紹介します。

20100408_a_new_hook_002

左から 左利き用の一番普通のタイプ(まだ出来上がったばかりで研ぎはしていません)

隣    右利き用の普通のタイプ(これはもうだいぶん使い込んでかなり刃が減ってしまいま                 した)

となり  最近試し始めた ”お化け”

右    これは私が一番最初につくった器用刃物で もとは バールです。(特殊な用途にとても重宝しています)

さてその“お化け”の事を説明しましょう。

この刃物のもとの部分の太さは22mmです。通常の太さはうちでは13mmですから、その太さがわかると思います。  大げさに言うと小学校の校庭にある鉄棒ぐらい太いです。

良く見ると先端が割れているのがわかると思います。実はこの割れがなぜできたかというと

あまりにこの鋼材が太く、うちの鍛冶屋仕事の火床では火力が十分に出ないのです。

そのため温度が低い状態でハンマーでたたくのでグニャッと曲がらず 割れてしまったのです。ま~それでもちゃんと仕事はできます。

20100408_a_new_hook_001

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この“お化け”なんでそんなに太いのかというと、重さなんです。重いと削る時に刃物が動かなくなり挽くのが楽になるのです。ただ添えておけばいいということです。

ちなみにこの刃物の鋼材はダイス鋼です。(硬いわけだ!)

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