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2009年7月 4日 (土)

スプーン作りの週末教室

私のところでは ナイフといった原始的な手道具をつかってスプーンを作る週末教室をしています。

先週末 2日間にわたるスプーン作り教室をしました。生徒さんは老若の男性2名。

第一日目はナイフの使い方と練習です。

ナイフをどう使うか、どう使えば怪我をしないか、どう使えばよく削れるか、 小刀と カーヴィングナイフはどう違うのか、などなど。

普段私たちはもうナイフなど使わなくなり また手仕事そのものをしなくなってきていますから このように手にナイフを握って作業することは手の退化という観点からは案外意義深いことであると思います。

ネジを締めこむのも電動ドライバー、歯を磨くのも電動歯磨き、車のウィンドーの上げ下げもボタン一つ、掃除も掃除機、、、

そう考えると私達の手は退化していると言わざるを得ない状況かもしれませんね。

事実ナイフを手に実際に木を削る練習をすると 力のかけ具合が慣れていないためにわからず 頼りないし、いつ怪我をするかと心配になるしといった感じがしばらく続きます。

教室ではまず何より怪我をしないナイフ使いを習得してもらうことを考えていますが慣れない作業は心配が多く、大変です。

さて2日目 

それでもイメージトレーニングを自宅でされたのかわかりませんが、技術的にむずかしい削り方が心配なく(怪我の)できるようになっているではありませんか。驚きですね。

良くあることですが 人は休憩の間に向上しているものです。だから休憩は大事です。

スプーンは大きく2つの要素を満たしながら出来上がっていくものなのです。最初は加工する技術=安全にしかも効率よくなおかつ楽しく削ること。

そしてもう一つはそのスプーンの形にするためのセンスです。

いくら技術的にうまく木を削れても スプーンとしての形として 満足のいくものが出来ることとは別です。

センスは別物ということです。

自分で実際に削っていくうちにどこを削ったら形の美しいスプーンになるのか、という問題はそうとう時間を費やさないと身につかないものなのだと思います。

まして単に誰かのスプーンのデザインをコピーするということではないその人の個性のにじむものは時間のかかるものなのだと思うのです。

2日目 午後からは作業小屋から板の間の居間に場所を移動して2人の生徒さんは黙々と削り作業を続けて行きました。

かなりナイフ削りにも慣れて すこし安心してみていられるようになりました。

材料は楓の木です。

Dsc02369 Dsc02371

Dsc02373 3本のスプーン

上 教室の合間に私が削ったもの

中 形の素晴らしいもので形状にたいするセンスのよさを感じます。

下柄の部分からの削りの面がおもしろい表情を見せています。私も良い参考になります。

スプーン作り教室に関しては私のホームページhttp://homepage2.nifty.com/midorinocraft/newpage14.htm

を参照ください。

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