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2009年6月 9日 (火)

器の価格

グリーンウッドワークで挽く器、とは つまり人力の脚踏みロクロで脚をばたばたやって削って作られる器のことです。

おそらく器一つ作るのに機械で挽く場合と比べると時間やエネルギーは何倍もかかるでしょう。

そのエネルギーと費やした時間を価格に反映させると それは機械挽きの器より高くなる気がします。

しかし一方 わたしはこのようにして人力で挽かれたおもしろい器を日常に使ってもらいたいと常々考えております。

ここに価格の2つの流れができるのです。

時間と労力から割り出した価格と ”日常使い食器は安くあるべし”という考えから出た価格。

時間とエネルギーを費やしたので この器はそうそう簡単には売れない、もしそんな考えで安く売ったら たとえ売れてもその売り上げ額が目減りして売り上げではやっていけなくなる、などという考えがよぎるものでもあります。

しかし反対に高くするとどうでしょうか?

作る人間が悩む数千円の金額の差など お金持ちやお金にゆとりのあるマニアにとって見たらほんのわずかな問題であって高くても買う、といわれることが良くあります。

ネットなどで木の器を見るとそれなりの金額がしているのも事実です。

先ほども言いましたが 私としては普通の人が、とりたててお金に余裕があるという人以外の普通の人が気軽に買えて日常に気安く使える器、そんなものを目指すべきだと最近考えるようになりました。

”高い器だから 大事に使う=高い器だから普段は使わない、使えない”そうなるともうそれは器が一つあれば事足りて それ以上に器を買わなくなるのではないでしょうか。

”安いからためしに買った、安いからどうせだめになったら捨てればいい=気安く日常使いする” でも もし使っているうちにその器に対する印象が 良ければまた買ってくれる気がします。

私は現在セミプロ的な立場であって 木工のみで生計を立てているのではありませんからまだそういう意味で”のんきなことを言っている”といわれるのかもしれません。

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