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2009年3月 3日 (火)

削る楽しみ

グリーンウッドワークでは材料は生木です。

ここが一番の重要な点です。

前に削りかすをご紹介しましたが 削りがうまくいくと本当に気持ち良い削りかすが出るのです。

器はただひたすら木片を脚で駆動してロクロの上で何時間も往復回転運動させて削るのみです。

もしこの時このような作業があまり面白い作業でなかったらそれはつらいものであるに違いありません。

ところが実際は飽きることがなくいつまででも体力の続くかぎり削りたくなります。

もしこの時綺麗な削りかすが出なければ つまり刃物が木片にうまく当たっていなくてヒューヒューと気持ちよい音を出さずにがたがたいいながら粉のように削りかすが出てきているとしたら それはイライラを蓄積させるでしょう。そうなるともうこのロクロの作業はイライラの種以外のものではないのです。

シェービングホースでの作業もそうですね。

木片が生ですからつまり柔らかく 削る人にとって気持ちが和み さらにドローナイフでうまく削れるようになると その削ること自体が静かな快感であるものです。ですから 削り方の要領がわかってくると知らず知らずにその快感に浸りたくなりついつい時間を忘れて削ってしまうのです。

わたしはもちろん生ではない、つまり乾燥してしまった木を削ったこともありますがどうしても削りが大変で 少しなら良いですが たくさんはできないですね。

ですからグリーンウッドワークは 快感木工とでも表現しうる木工なのかもしれません。

ある女性が シェービングホースにまたがって生木をドローナイフで削っているうちに頭の耳の上の部分と後頭部が温かくなってきたといいました。

もしかしたら頭の良いマッサージなのかもしれません。

機会があれば脳の状態を医学的に調べて見たいものです。

もしグリーンウッドワークで木を削るときにイライラしたり汚い削りかすしか出ない場合、 それはグリーンウッドワークの道を逸脱しているかもしれません。

もう一度削り方が間違っていないかチェックしてみましょう。

Dsc01966Dsc01964 こうして見学にこられた方が初めて木をシェービングホースで削るのですが 慣れてくると黙々と削ることができるのです。

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