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2009年3月16日 (月)

ナイフ作りの楽しみ

スプーンなど生木を材料にしてナイフで削って作るときにカービングナイフが必要です。

カーヴィングナイフは刃裏がないというか両刃になっているのでナイフを外側に返すことが楽にできます。

私は時間があればナイフを作り あれこれあたらしいことを試しています。

そんな中で楽しいのが柄をナイフの刃本体に付けて自分用にカスタマイズすることです。

最近は 専用の鋼板をネットで取り寄せてあれこれ作っています。

いろいろな木を柄に試しています。

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これらは教室の生徒さんへの販売用になるのではありますが。

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鞘も作りました。

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2009年3月 9日 (月)

フイゴ

刃物作りの時 これまではヘヤードライヤーの廃物利用でやっていました。金属のパイプをドライヤーの先に付けて火床まで延ばしてスイッチをいれればガーガーといやな音ながらもそこそこ良い感じに使えてきました。

最初から実はフイゴを使う予定でしたがなかなか作る時間などなくそのままになっていました。

ここにきてきちんとしたフイゴを作ったのですが、試運転の感じは、かなりいいものでした。

フイゴは生き物のように呼吸し、炭を起こしてくれます。そしてしずかですね。

数ある失敗のなかフイゴは成功例ですね。

しかもこのフイゴは縦型で、竹の反発力を利用して返りの動作を竹でまかないます。 ポールレーズとおんなじですね。

ちなみにこのフイゴ、材料代は1万円あまり、もし欲しいといわれれば3万円くらいになるでしょうね。

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1枚目 真ん中よりちょっと左の縦長の直方体の箱がフイゴです。

2枚目 フイゴで起こした松炭の様子、フイゴのストロークが入れ替わるたびに炎の区切れがあって 生き物のようです。

3枚目 フイゴの上部 ハンドルの部分は紐をむすんであってその上部にある竹に結ばれていてハンドルが下まで押し下げられると竹の反発力で今度は上に戻るようになっているのです。

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2009年3月 3日 (火)

削る楽しみ

グリーンウッドワークでは材料は生木です。

ここが一番の重要な点です。

前に削りかすをご紹介しましたが 削りがうまくいくと本当に気持ち良い削りかすが出るのです。

器はただひたすら木片を脚で駆動してロクロの上で何時間も往復回転運動させて削るのみです。

もしこの時このような作業があまり面白い作業でなかったらそれはつらいものであるに違いありません。

ところが実際は飽きることがなくいつまででも体力の続くかぎり削りたくなります。

もしこの時綺麗な削りかすが出なければ つまり刃物が木片にうまく当たっていなくてヒューヒューと気持ちよい音を出さずにがたがたいいながら粉のように削りかすが出てきているとしたら それはイライラを蓄積させるでしょう。そうなるともうこのロクロの作業はイライラの種以外のものではないのです。

シェービングホースでの作業もそうですね。

木片が生ですからつまり柔らかく 削る人にとって気持ちが和み さらにドローナイフでうまく削れるようになると その削ること自体が静かな快感であるものです。ですから 削り方の要領がわかってくると知らず知らずにその快感に浸りたくなりついつい時間を忘れて削ってしまうのです。

わたしはもちろん生ではない、つまり乾燥してしまった木を削ったこともありますがどうしても削りが大変で 少しなら良いですが たくさんはできないですね。

ですからグリーンウッドワークは 快感木工とでも表現しうる木工なのかもしれません。

ある女性が シェービングホースにまたがって生木をドローナイフで削っているうちに頭の耳の上の部分と後頭部が温かくなってきたといいました。

もしかしたら頭の良いマッサージなのかもしれません。

機会があれば脳の状態を医学的に調べて見たいものです。

もしグリーンウッドワークで木を削るときにイライラしたり汚い削りかすしか出ない場合、 それはグリーンウッドワークの道を逸脱しているかもしれません。

もう一度削り方が間違っていないかチェックしてみましょう。

Dsc01966Dsc01964 こうして見学にこられた方が初めて木をシェービングホースで削るのですが 慣れてくると黙々と削ることができるのです。

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あたらしい作業のための道具の準備

春になってから テーブルの脚や建築の柱などの角材を広葉樹の伐採して間もない、つまり乾燥していない生木から作るための道具類を準備してきました。

これはいわゆる鋸挽き製材とは異なる古い時代の製材法で 丸太を楔と大ハンマーで木取りしてさらにまさかりで製材して最後にチョウナをかけて仕上げるのです。

この春はこのやり方でテーブルの脚を製材して作る予定です。

Dsc01999_2 まさかりなど3本

Dsc02001 上の写真の真ん中のまさかり 刃の形が美しく端正でお気に入りです。

Dsc02002 上のまさかり 刃渡りが20cm以上 重さが3.5kgほどあり製材には威力を発揮しそうです。存在感が非常にありやはりお気に入りです。そうそうこのようなまさかりは出ないのではないかと思っています。

Dsc02004Dsc02003_2 チョウナ3本最後の製材の仕上にチョウナ掛けをして木の表面の調子を整えます。

このような道具で角材を作るやり方は現在の大型製材鋸が登場するまえには一般的に行われてきた古来的なやり方です。

生産性は落ちるけれども新ためてその意味を味わいながら春の作業に入ろうと思っています。

最近失敗続きで個人的にかなりがっかりしているのですこし休息して気持ちを入れ替えて次のステップに移行しようと思っています。

ご意見ご感想などお待ちしています。

メール midorinocraft@nifty.com

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