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2009年1月27日 (火)

グリーンウッドワーク 情報交換のサイトを設けました。

グリーンウッドワークの実際的な情報交換のサイトを設けました。

グリーンウッドワークに関心がある、 またはじめてみようとお考えのかた あるいはすでに始められている方 このサイトに加入して情報を交換しましょう。参加は自由です。

http://groups.google.co.jp/group/satoyamamokkou?hl=ja

上記サイトに疑問 アドヴァイスなどあるいはイベントなどお寄せください。

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ラミネートフック

日本の刃物である地金と鋼の複合構造の刃物をいま盛んに試しています。ここではこの刃物をラミネートという世界的に通用する言葉で表現します。(ただ個人的にはラミネートという言葉の響きがなにか地金に薄い紙ほどの厚さの鋼をつけている印象を言葉から受けるので好きではありませんが、さらに私はラミネートではなくコンビネーションという言葉で英語圏の数人の人に言ったところ”ラミネート”だろうと修正されました、 いずれここらへんもきっちりしたいですね)。

このラミネートの刃物は世界的にも日本が優れており またこのような刃物を日常に使っているのはおそらくわずかで 日本だけかもしれません。

私達はこのラミネートの刃物をいま 器用の刃物である フックに適用しようと努力しています。この刃物の特色はやはり その削りの柔らかさと滑らかさと仕上がりの良さでしょう。

鋼は考えてみればばね=スプリングですから木のでこぼこにぶつかれば当然バウンドします。跳ね返ってくるわけです。もしこれが地金であれば鈍い跳ね返りになるわけです。

先週このラミネートのフック作りをしました。結果はやはり50%で、2本中1本がうまくフックになりました。しかもかなりきれいにできました。

温度管理 タイミングなどいい加減ではうまくいきません。ハードルが高いですね。

今後もすこしづつ前進していきたいです。

Dsc01920_2

制作の様子

Dsc01926

完成

Dsc01928 うまくコンビになっているでしょ?

連絡先

midorinocraft@nifty.com

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2009年1月25日 (日)

ウッドカーヴィング用丸刃手斧

木のカーヴィング専用の手斧を欲しかったのですがこれが結構良い値段で相当思い切らないと買えません。

なんとか予算の取れないなか 手斧を作れないかとあれこれ思案し、ついにこうなりました。できばえは上々です。

材料はツルハシです。ツルハシは鋼の鍛造の刃物のようです。とがった片側のほうをサンダーで削り落とし ヘラ状になった片側を使いますが このヘラの半分近くをさらにサンダーで削り落とします。あまりに長いので。

Dsc01918 そして赤めて刃先を好みの形にたたいて作ります。

あとはカーヴィングナイフの作り方と同様で、刃つけ、焼き入れ、焼き戻し 刃研ぎします。

焼入れと焼き戻しがうまくいけばきちんとした刃物になります。

Dsc01917

Dsc01922_2 刃先の角度と長さが適切ではないのか使い慣れるのに多少手間取りましたが 良く削れます。刃も長持ちしています。いま乾いた楢の木を試しに削ってみましたがぜんぜん刃先が痛まず良く切れています。

Dsc01923                  

その後台作目に続き かなり小型のものを作りました。同様に材料は 小ぶりなツルハシです。

今回 いい勉強になったことは カーブの線です。

つまり刃物のカーブはそれを振って使うカーブにならって緩やかにカーブしていないと使いにくいことです。

手直しが必要ですね。今回の小型の手斧のハンドルは実のところもっと内側に曲がっていた方が使い勝手がいいと実感しました。

Zakuro_stevens_spoon_023_3

 

Zakuro_stevens_spoon_025

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2009年1月24日 (土)

成功率3割=首位打者

先日チョウナの柄をスチームで曲げることを試しました。

本来の伝統的な柄の曲げ方が確実ではないし、もしかしたら立ち木の若枝のうちに紐などで縛って無理やりに曲げておいてそのまま数年して枝払いして柄の材料に使う、というのがあたっているのかもしれないとも思ったのですが。 私たちグリーンウッドワーカーなら椅子の後ろ脚の曲がりをスチームで曲げるのでその延長線上でできるかどうか試してみようというものでした。通常後脚は直径4センチ弱、そしてチョウナの柄は直径3センチ強、  勝算あり、と見込みました。しかし結果は芳しくありませんでした。スチームで曲げる以前に材にしたエンジュの材質自体に問題があることが後になってわかったのでした。けやきも用意しましたが そこまでたどりつきませんでした。曲げようとする円の曲がりがきついことと材の良し悪しが関係して散々でした。=がっかり

Dsc01909

本日 ロクロ用の刃物であるフック=ロクロ鉋を作るコースをしました。

通常の鋼の一体構造のフックではなく 地金と鋼の複合構造の刃物を作るコースです。これは鋼のみの単一構造の刃物に比べ技術と経験がさらに必要になり、ハードルの高いコースでした。

成功率は5割といったところです。2本中1本は綺麗に鍛接成功しました。5割の打率ですね。最後に実際に使ってみて試運転して見ましたが 参加者のSさんは大満足でした。良かった。

Dsc01921 Dsc01926

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このように物事はがっかりもあり そして満足もありですね。野球では3割打率があれば立派な首位打者でしょうからたまに失敗する私達は首位打者かもしれませんね。しかも失敗から貴重な知識を体験とともに学ぶのですから。  失敗に落ち込んでばかりではいられませんね。

これに加えて 今回私は 器等をロクロではなく手斧で削る、その 手斧を作りました。

Dsc01922 Dsc01924

作ったとは つまりある材料を流用して手斧に仕立て上げたのです。鍛冶屋仕事に近いものでしたがこちらは 言わばホームランです。今はとても満足しています。

後々詳しく報告するつもりですが。

がっかりから学び、 成功から喜びをうる。そんな感じですね。ひるまずがんばりましょう。

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2009年1月17日 (土)

自然塗料の作り方=タマゴとオイルの塗料

今回は木の食器、室内の壁 扉などに使える非常に手ごろな塗料の作り方を御紹介しましょう。

(特にこのペイントには名前らしきものがないようだということでタマゴとオイルの塗料というネーミングということです。)

イギリスの木工作家であるロビン ウッド氏のブログからの引用です。(了解を得ています)

よく北欧の住宅の外壁がペイントされていてさまざまな色に塗られていますが そのペイントのようです。

http://greenwood-carving.blogspot.com/search?updated-min=2008-01-01T00%3A00%3A00-08%3A00&updated-max=2009-01-01T00%3A00%3A00-08%3A00&max-results=24

写真がうまく載せられませんでしたがご覧になりたければ上記参照ください。

手作り塗料

私はもう何年もまえにエコ塗料というものを使ってみようと思い、さまざまな石灰系塗料やミルクペイントなど試してきました。

いま私のお気に入りの塗料はスエーデンの手工芸学校での講座を持ったときに教えてもらったもので、簡単に作ることができしかもすぐ使え値段が安く、匂いも良く、しっかり乾燥すると水洗できる利点があります。それは乳化亜麻仁油塗料です。

材料



タマゴ丸1個(丸1個とは白身と黄身の両方とも使うということです)



亜麻仁油(冷間圧搾で抽出したものが良いでしょう)





ジャムを入れていたビン(フタがしっかりしまるもの)
今回この塗料を今日から数週間前に作った器に塗るために作ったのですが、塗料の用途としてはこのほかに壁、窓、またドアーにも使うことができます。

作り方



タマゴを割ってジャムのビンにいれフタをしてしっかりと振ります。

タマゴのカラを計量カップにして亜麻仁油を4杯(タマゴ2個分)卵の入ったジャムビンに加え、良くかき混ぜます。




さらにフタをして良く振ります。




次に先ほどのタマゴの殻の計量カップで6杯分(タマゴ3個分)の水を追加しかき混ぜてからフタをしてまた良く振ります。

水の量は出来上がった塗料の濃さになりますので好みに応じてその量を加減してみてください。

この状態で無色の塗料のベースが出来上がったことになります。

このままで使うと木製品のシール材となり、私は個人的には木の器の内側をこれで塗ろうと考えていますが、また石灰塗料のシーラーとしても効果があります。



次に顔料を加えますがこれはスエーデンで購入した“ウルトラマリンブラ”という土を粉にした顔料です。(日本での顔料を調べるとすぐに塗ることができるようにさまざまな添加物が入っているものが販売されているようですができれば鉱物質以外何も入っていないものを選んでください)

イギリスでは画材やさんでこれらの顔料を買うことができ、私は“auro”というブランドを使ってきました。

もちろん皆さんが自分の顔料をお持ちでしたら 柔らかい石ならほとんどどれでも微粉末にして材料にすることができるでしょう、ちなみに私は近所でとれるオレンジ色の綺麗な鉱物を集めていますが、また黒い色の鉱物を集めていたりもしています。これは使う前にふるいで濾して乾燥させてさらに細かく砕いています。




この顔料はかなり濃いとはいいながらまさにほんのわずかな量でかなり使えます。パステルカラーにしたければ石灰を加えると良いでしょう。

さあ、市販の塗料のようにして塗ってみましょう。





20分もすると手につかない程度に乾いてきますが、まだ完全に乾いてはいません。



これまではこの塗料の長所でしたが、これからは短所です。

まず はじめに 乾燥ですが、手で触って乾燥しているように見えて実はまだ乾いておらず爪で簡単にはがすことができるほどなのです。乾燥にはそれなりに時間が必要でちょうど油絵の乾燥硬化に似ています。

乾燥時間は油の量によりますがおよそ12週間 から1ヶ月です。


ボイル油(亜麻仁油を処理して濃厚にたもの)は乾燥が速いのですが重金属が乾燥促進剤として添加されている場合があり、個人的にはじっくり乾燥を待つ普通の亜麻仁油を選びます。
乾燥すると非常に丈夫になり、私の朝食用の器は毎日水洗いしていますが6年たってもまだ綺麗です。

この塗料の良いところは使い込むほどに味が出てくるのに対し、市販の塗料を塗ったものは塗料がはがれたりしますが、とくによく手が触れた部分には程よい艶が出てくるのです。


塗料自体は冷蔵庫で保存すれば1週間ほどで変質してしまいます。

私たちが普段に使う塗料に比べてぬりむらが出やすく、不安定といえばその通りで、私は個人的にはこの点がすきなのですが反対意見の人もいると思います。

壁を塗る場合、大事なことは一回で壁の1面を塗るだけの塗料を作るようにしますがこれは もし途中でなくなるようなことになると 改めて調合しなおすと色調が変わってしまうのです。ですから必要量より多めに一回分をつくることです。

一個のタマゴで扉の内外をぬって多少余るほどの感じです。
この塗料で塗ったものの中でお気に入りのものといえば白い石灰の塗面の上に塗ったもので、その調合はうんと薄くし、地元の黄土色の顔料を材にし、石灰塗料の上にスポンジでなすったのですが、その跡がなかなか良い感じになりました。

乾燥後は艶があるともないともいえないもので、もし艶を出したいのであれば乾燥後表面に顔料抜きのピュアな亜麻仁油を薄く塗ってください。

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2009年1月14日 (水)

薪ストーブの薪作り

我が家の薪ストーブは廃物になるボンベを流用したボンベストーブです。

これまでのこのボンベストーブにはストーブの上にヤカンをのせる場所がありませんでした。

そこで今日すこし時間をかけて新製品を作りました。つまりヤカンを乗せられるストーブを作りました。

どういうわけかたきぐちを下にするつもりが上につけてしまいました。

どうしよう、、、。でも試してみよう、ということでとりあえず取り付け、試運転してみました。

扉を上につけたためにかえって懐の深いストーブになりそれなりに良いかなと感じています。

ヤカン乗せにはサツマイモの入った小ダッチオーブンを乗せました。30分もすると良いにおいが部屋に漂い始めます。悪くないですね。

さてそのストーブのための薪ですが、忙しい人の例にならって私もほとんどこの冬のための薪を1年前に準備できませんでした。

でも木工ででるハギレはそこそこためてあるのです。そしてこのボンベストーブの薪の大きさは長さ20cmあまりあれば充分でかなり省エネタイプです。火をたき始めるとすぐにストーブの表面が200度近くあがり小回りが効くのでいいです。私の住まいは神奈川の丹沢の端っこで多少寒いですが 言い方をかえればあまりきつい寒さではありません。こんなストーブと小さな薪で事足りるのです。

本当は木工で使おうと思ってとっておいた木もこう寒くなるとそんなことは言っていられなくなり じゃんじゃん薪にしています。

Dsc01906_2 これが今日作った新製品

Dsc01873 Dsc01874

もうこのカエデの仲間はこの時期になると水を吸い上げています。

(これはこの木の持ち主が自分で枝を払ったのであり わたしがやったのではありませんので誤解のないように)

Dsc01887 Dsc01890

Dsc01875 あたらしい材が少しやってきました。今年はすこし椅子を作ろうと思います。

Dsc01902 これはクヌギ。うすく板状にチェーンソーで挽いて平皿をロクロで作る予定です。

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