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2008年10月28日 (火)

材の調達 保存方法等

まず木の種類ですが 木の細胞の細かい木を選んでください。 楓、桜などポピュラーです。

木の細胞が細かいとは つまり例えば 版画を彫る木をイメージするとわかりやすいかもしれません。細かい字を彫刻刀で木に彫り出そうとすると細胞の荒い木は字の部分が欠けるものです。ぼそぼそしているというか、そのため細かい図柄など版画ではほれなくなるのです。ですから版画の木は細胞の細かい 桜やそういった種類の木を使うのだと思います。

切時期

もちろん冬です。冬には木々はその成長を休み水分をくみ上げなくなります。

古代ローマの建築家であるヴィトルヴィウスがシザーにささげたとされる”建築10書”にもすでに木材の伐採時期に関してかなり的を得たコメントを書いています。

要約すると夏に伐採した材はいわば自身の成長のために枝葉を茂らせ、そのエネルギーの多くを成長に費やしてきた木であり、冬になると木は葉を落とし自分の体の熟成を行うのだ、だから冬材のほうが良い、といっています。私もそう実感します。実感です。

ですからスプーンの材にするのであればなるべく冬に伐採された木を選んでください。

でももしそれがかなわなくても気にせず夏材でも良いですから 試してください。そこで私の言ったことを思い出して チャンスがあれば冬材も試してください。大事なことは一年のサイクルによって木の材質が違うであろうということです。

今は秋も深まり あちこちで木々の間伐や市街地などでも枝の伐採など見かける機会があります。そんな場面に出くわしたら一歩進んで話しかけてみてはいかがでしょうか?

あまり欲張って太い木をくださいとはいわないで 小さなものをまず もらうようにしましょう。

ひとたびいい、といってくれれば きっと”なんに使うんだい?”などと聞かれるので、きっともっともらしいことをいってください。”そうか、それならこっちのほうがいいかもしれない”などと話が弾んで良いのをくれるかもしれません。

あとは NPOや自然保護団体など 今はさまざまな団体が里山整備事業など行っておりまた間伐のイベントスタッフを募集していたりします。そちらに参加するなどすればきっと話が早いと思います。

良い材が手に入ったら なるべく日光に当てず風のない静かな冷えたところに新聞紙に包んで水をかけておいておけば案外長持ちします。新聞紙が皮膚になって水分の抜けることを遅らせます。長ければ長いほど、太ければ太いほど長持ちします。小さな木でしたら

やはり新聞紙に包んで水にぬらし、冷蔵庫に保管する手もあります。

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