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2008年8月24日 (日)

夏のツアー

夏のクラフトツアーに 新しいデジタルカメラを持参し撮影したものを公表するつもりでしたが なんと いつの間にか 全ての画像が消失してしまいました。

青森三内丸山遺跡 旧カレイザワ小学校でのイベントなどなど ご紹介できると思っていたのですが、 残念です。

イベントで挽きかけた器、そして 偶然手に入れた柿の木のポリンジャーなどご紹介します。

Dsc00164_4 これは 東北道のサービスエリアで拾ったどんぐりですが木はアメリカなんとかナラという木のどんぐりです。私の住む地域では見られないもので おそらく寒冷な気候に向く樹種なのでしょう。

東北道を北上し、青森に入るとさすがに 風景が樹海の中を走るようなそんな印象でした。東北は奥深く 遠いです。スケールが私たちのスケールではありません。まさに 森の国、です。

Dsc00165 青森 旧カレイザワ小学校のデモンストレーションで挽いていた桜の器を帰宅後挽き終えました。よくどんぐりとマッチしていますね。

Dsc00171 Dsc00172

これは偶然かみさんの田舎で手にした柿の木です。帰宅後やはりポリンジャーにしました。とても面白い質感で私の大好きな木の一つです。

Dsc00173

Dsc00174 三内丸山のお土産売り場で購入した 青森の海岸の石でできた勾玉です。ちなみに私は勾玉好きでこういった機会に買うことがあります。

今回の思い出の形は以上です。

三内丸山のひときわ大きな集会の建物風の家は素晴らしかったです。あんな家が欲しいですね。

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2008年8月 7日 (木)

情報交換の広場ができました

皆さんへ

グリーンウッドワークに関心を持ち あるいは実践されている方、またこれからスタートされようとしている方、技術的な実践的な情報交換の場をここに開きました。

参加は自由です。皆さんの情報 疑問などここでご紹介ください。また皆さんがお使いのシェービングホース ポールレーズあるいは手道具などご紹介ください。

さまざまな情報を交換し合って よりよいものとしたいとかんがえています。

場所はこちらです。

http://groups.google.co.jp/group/satoyamamokkou

疑問 質問 実際的な詳細についてのことを公開して考えていきましょう。

参加自由 閲覧自由です。

ご参加ください。

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2008年8月 1日 (金)

木のカップ

あれこれと時間が取れないながら やっとき本日試作の木のカップが削り終わりました。

今回は色々と新しいためしみが含まれており その意味では良い収穫を得ました。

2008_picture_of_the_wooden_cup_and_ 2008_picture_of_the_wooden_cup_an_4 材は桜のメロー材です。

使った道具は まずポールレーズと 例の曲がりナイフです。

2008_picture_of_the_wooden_cup_an_2 曲がりナイフは使うたびに面白さが増してきて やはり非常に削ることが楽しくなるナイフです。またこのナイフのことは別途にその詳細を紹介するつもりですが 奥深いものがあります。

2008_picture_of_the_wooden_cup_an_3 おまけは このフックの刃先の折れでした。せまいカップの内側を無理に挽くうちに引っ掛けて折ってしまったのです。それも2本も!!ざんねん。

また暑い中鍛冶屋をやります。

もう一つおまけは 左手人差し指先のナイフ傷です。久々に切り傷を作りました。

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イベントのご紹介

来る 8月19日火曜日青森にて デモンストレーションを行います。

興味とお時間のある周辺の方はどうぞ おいでください。見学フリーです。

住所 青森市浪岡王余魚沢字王余魚沢1−18 旧カレイザワ小学校
    青森空港すぐ南側です。

午前中から 昼過ぎまでです。

内容はおもにグリーンウッドワークによる器挽きとナイフワークによるスプーン作りです。

またシェービングホースとドローナイフを使った削り方をデモンストレーションします。

2008_picture_of_the_visit_kawai_a_5 2008_picture_of_the_visit_kawai_a_4

2008_picture_of_the_visit_kawai_a_7 2008_picture_of_the_visit_kawai_a_6

6月飛騨でのデモンストレーションの様子です。

お問い合わせmidorinocraft@nifty.com

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時代の変遷 その2

このようにして 大衆化と 大量化の流れがもたらした変化は 動力と 刃物の変化だけではありません。

削る方法そのもの、そしてその よしとするデザインの方向性を変えていったのです。

刃物が優雅なフックからストレートな形状に変わることで 挽かれたものは やはり直線的な要素の多いものに変わりました。全体の形状へのこだわりが 後退したことに取って代わって 表面の仕上がりが完成度を高めていきました。

機械自体が進歩し、回転軸が均一になり高回転が要られるようになったおかげで 器は滑らかさを増して行きました。また器の方向性自体がそのようなスムーズさをよしとする方向に向かっていったのです。

つまり ポールレーズでは 緊張感のある美しい形が生まれましたが 現代の機械旋盤では むしろ表面の滑らかさを追求しているということです。そして この両者の違いとともに 私たち現代人が偏っている ということに無頓着であるということへの違和感を私は感じるのです。

もしかしたら今という時代は 大衆化の次の時代なのかもしれません。

器に近寄って表面の滑らかさを追求することから 一歩退いて 全体の形の完成度を追及する時代。

安く大量にではなく 楽しくゆっくり。

なぜなら私たちの身の回りには そういった工業製品が もうすでに充分にいきわたっているからです。

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時代の変遷  その1

ポールレーズによる器挽きと 動力機械による器挽きの違い

私たちは 人類の歴史の最先端の時代に生きています。過去何万年ものあるいは何十万年もの歴史の最先端です。

現代という時代は 工業製品的な製造パターンや センスが無意識的に物事を左右しているのです。

精度、完成度、デザインなどにポールレーズでの器挽きと大きな違いがあります。

そもそも器は古来人力によって挽かれてきたのです。工業化されたのは100年や200年前のことです。

工業化されるということは 量産を前提として効率を重んじ、同じものを大量に低価格で作ること、 とすれば この100年200年の間に時代の流れが大きく 変わってきたのです。

工業化はある意味 大衆化でもあります。これはヨーロッパにおける音楽の変遷にも似ています。

優雅な宮廷音楽は徐々に裕福な権力者のもとを出て、広く一般大衆の前に出て行ったのです。聴衆が 数人、数十人であったものが やがて何百 何千 何万 何十万の人を相手に音楽を奏でるようになっていったのです。

楽器にも変化がありました。アンプなどオーディオ設備がなかった昔 優雅な音色のチェンバロは音が小さく 大人数を相手に演奏ができませんでした。  これを克服すべく誕生したのが ピアノであったのです。

現代では 音は電気を使っていくらでも大きくできるようになったのではありますが。

話が少しそれましたが、ロクロの世界でも このような流れに乗って まず 人力が 動力に取って代わるのです。つまり蒸気機関の上下のピストン運動を回転運動に変えたように 足踏みは やがてはずみ車式の一方向の回転に変わり そして 水力などのエネルギーを利用した動力の道を歩んでいくのです。

それに伴って 刃物も変化していきました。

これまでのポールレーズの刃物の持つ優雅な曲線から ごつい角度をした刃物に変わったのです。私は この刃物の違いを見るとまさに時代が変わったのだと強く感じるのです。高回転ですぐにストップできない、力が強い動力では 挽く木片に刃物が引っかかっていわゆるキャッチが起こることは怖いことなのです。いまだにその危険性をカバーするために大げさなゴーグルやプロテクターなどを装着して作業するのです。(日本の伝統的な木地師のかたは こういった装着をしないようではありますが)。

また乾燥木を材にし、 高回転数であるということは 刃先の消耗を早め、 またその刃先の加熱は 薄く華奢な刃物にとっては好もしいことではなかったのです。

回転方向が一方向でギアーなどによって回転数を飛躍的に高くできるようになり また強力な力で回転するため 速く綺麗な製品ができるようになったのです。

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