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2008年5月24日 (土)

いよいよ本格的にスタート

今日、 生徒さんの一人の器挽き教室が始まりました。
これまで 器用の ポールレーズを 作り、 さらに 鋼を叩いて 鍛冶屋さんをやって専用の刃物を作って いよいよ本当の教室の始まりでした。
自分専用のロクロと 刃物を準備してからの 教室になりました。
材料の木は 山桜です。 もちろん 生です。 都合の良いことに 赤身=ハートウッドが多いきでした。工程のボリュームを考えて 小さな平皿を挽くことにしました。
まだ刃物が 3本しかないので 削りのバリエーションがないのでそういう意味では ちょっと不足を感じるものでありましたが それでも 綺麗な 平皿を挽く事ができました。
生徒さんも大喜びでした。
きれいな器が挽けましたね。
ここまで本当に長かったですが 実は これからが 奥深い道のりの始まり、ということになるのだと思います。
まだまだこれから さまざまな 刃物を 自作し、技術を高めていかないといけません。


2008_picture_of_the_sugiuras_first_桜の香りをかぎながら かわいい器が完成しました。
直径 17cm弱



2008_picture_of_the_sugiuras_firs_2



2008_picture_of_the_sugiuras_firs_3

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2008年5月17日 (土)

日常使いの器

普段の生活の中で ウッドボールは スープなどの水分の多いものや ご飯、フルーツなど気軽に使うことができます。
これまで 木の器といえば なぜか お菓子入れなどに使われる程度で 日常の食事には使われてこなかった気がします。

本日の我が家の夕食は カレーライス そして珍しくデザートが出て ヨーグルトと 自家製イチゴのミックスでした。
カレーは その色が黄色く木の器に多少つくものの 非常に食事を美味しく楽しむことができます。
食卓の雰囲気をやわらげてくれる 木の器 いいですね。
2008_picture_of_the_jogurt_and_porr週末だけのパンの朝食の 風景(本当は ほとんど新聞などに目を通さないのですが)。


2008_picture_of_the_jogurt_and_po_2カレー用木皿 と木のスプーン



2008_picture_of_the_jogurt_and_po_3この大きさのポリンジャーとヨーグルトってぴったりですね。



2008_picture_of_the_jogurt_and_po_4こういう器で食べると美味しいですね。

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2008年5月16日 (金)

やっと完成 器用 ポールレーズ

2月半ばから3ヶ月、途中 寄り道もありましたが やっと生徒さんが器用のポールレーズを 完成しました。 デザインは移動設置しやすいことを前提にした 4歩脚の馬形で 脚を含む各パーツが簡単に取り外しできます。
でもかなりヘヴィー級でどっしりとしています。刃物はもうこの前作りましたので 一応 ロクロ作業ができることになります。
Photo全体像はこんな感じです。ほとんど 楢の玉切りをしたものを材料にしました。
かなり制作に苦労がありましたが 出来上がって見ればかわいいものですね。これから このろくろからどんな器ができていくのでしょうか。楽しみなところです。



Photo_2桜です。桜は 木の細胞が 緻密なほうですので 削りやすいものです。



Photo_3このような 長い削りカスが 桜はわりと出やすいものです。一気に自分の腕が上がったと嬉しい錯覚をするのです。  でも それでも まだ ロクロ挽きの実技に関しての教室をやっていませんがこういった削りカスを見ると案外うまくなってきているとかんじますね。



Photo_4まさに記念の 第一号 の作品となるでしょう。記念に とっておくと いいかも。

よくがんばりましたね。結構 ここまで来るのは大変でした。

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2008年5月11日 (日)

デザインの性能

むかし 町田の東急ハンズで椅子を買ったことがあります。
今とは異なり 木に対する見方がまだ初心者というか”わ~、木の椅子だ!”というような感覚でその椅子を買ったのでした。
椅子は 東南アジアのもので 船や馬車の車輪を材料にした ぼてぼての椅子でした。木そのもの、という感じが 私の心をひきつけたのだと思います。
最初 我が家に来たときは それは嬉しくてよかったのですが なんか使っていくうちに 徐々にひどく 使いにくいし、重苦しい感じがしてきていやになってしまいました。

今は その椅子は弟の所にやはり喜んでもらわれていったのですが、、、。
木の塊に惹かれる気持ちは 誰しも持つと思うのですが 使っていくうちにいやになっていくとは やはりデザイン上の問題点です。

ではデザインとは何でしょうか?
使う上での機能性の面、そしてデコレーションの面でのデザインですか。

また かつて 我が家には ミニクーパーが ありました。考えてみれば この車、もう誕生してから何十年もたっているのですが 今の車の中にあってもちっとも引けをとらない 存在感があります。10年すぎて維持費がつまりさまざまなトラブルをまかなう費用が子育てのために捻出できなくなり 惜しまれながら手放しました。
考えてみてください、ミニクーパーと同年代の日本の車を比較すると デザインの古さを感じませんか?
古くても 魅力を感じるデザインと 安っぽい感じがして使う気になれないデザイン。
使うほどに魅力を増すデザイン。
そういうものでありたいですね。作るものは。
飽きるから捨ててしまう、飽きるとは デザインの耐久年数がわずかであるという意味。となると 使い捨ては デザインの性能が悪いという意味ですね。
往々にして 良いデザインの製品は 割と地味です。控えめともいえます。
しかし使っていくうちにその存在に気づいていくのです。

そういうものを作りたいですね。

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2008年5月 5日 (月)

スプーン作り ナイフと 斧で

今回は いつもと違って すこしナイフワークに慣れた方向きのスプーン作りをご紹介します。
これまでは こういった手仕事に慣れ親しんでいない初めての方向けに 怪我や失敗のリスクが少ないものをやってきましたが ハンドワークの醍醐味をあえて味わってみる、そんな意味から 斧、ナイフを使うスプーン作りをしました。
はじめにお断りしておきますが 手馴れていない人は 多少の切り傷など考えられますので バンドエードなど準備しておいたほうが良いかもしれません。

今回使う手道具の中にツーカ カムというナイフのようなものがあります。
多少ご紹介します。
このツーカ カム=twca cam ケルト系の道具のようですが 調べていないのではっきりしたことはここではいえません。このツーカ カムの刃の部分が スプーンのくぼみにあわせて曲がっているものです。これを手に握って握力でスプーンの内側を削るのです。ツーカ カムがあれば 彫刻等などを使わなくても 綺麗にくぼみを削ることができます。
おそらく伝統的には スプーンはこの刃物をつかって作ったものであったと思われます。

材料の木は きめの細かい桜や かえでなどがいいでしょう。
今回の木は シデの仲間だと思われますが 非常に重く 、水に入れると沈んでしまいます。

木のどこの部分を使うか、 という段階から はや ある種の緊張感が 発生します。
つまり どこの部分をどう使うか、どういうデザインになるのか。そんなことを木を見ながらひらめきを待つのです。
2008_picture_of_the_spoon_making_wi手ごろの長さに鋸で切って( この木ももちろん 生の木です)写真のように薄刃斧で半割りにします。


2008_picture_of_the_spoon_making__2



2008_picture_of_the_spoon_making__3専用のトリミングアックスで 大まかな形を はつっていきます。余分な部分はなるべくこの段階で削り落とします。
手に取り 自分のイメージする形、に斧で削り落とせる部分をおとして 大まかな削り作業工程を終えます。

2008_picture_of_the_spoon_making__4荒削りの工程を終えて次のステップ
いよいよナイフで作業です。このナイフはこれまでに紹介してきましたが 刃の小さい デザインのナイフで この段階では 両刃のものが良いでしょう。

2008_picture_of_the_spoon_making__52008_picture_of_the_spoon_making__72008_picture_of_the_spoon_making__8この段階で このスプーンの大まかな方向性が決まってきます。削っては休み 全体の形をよくよく眺め、どこが邪魔なのか、どこを生かすのかなど 見ながら 削っていきます。
私たちの 手と スプーンになる木と ナイフの 3者共同作業なのです。そして削っていくうちにスプーンの形が おぼろげに浮かんできます。何も パターンにはまった決まりきったデザインである必要はありません。とにかく 木を削りながら形、デザインのインスピレーションを待つのです。
2008_picture_of_the_spoon_making__9ある程度形が 決まって来たら さあ、早くも ツーカ カムで くぼみを削って、いよいよスプーンの イメージを 促進しましょう。


2008_picture_of_the_spoon_making_11ツーカ カム
このように 手に握って使います。


一区切りついたら もう一度全体を見て このスプーンになる木がどこに向かっているか 感じ取るのです。どこを削るか、 どこを残すか。

2008_picture_of_the_spoon_making_12だんだん仕上げになってきます。
作業が 7割くらい着た感じになったら強い力のかかる削り作業を終えるようにしましょう。つまり くぼみの裏側の曲面を大まかにでこぼこを取るとかツーカ カムでくぼみを 半完成まで削るあるいは 柄の 大きなデモぼこを削り終えるなどです。
2008_picture_of_the_spoon_making_13さていよいよ最終段階です。
全体的なラインを整え終わったら 今度は仕上げの削りです。仕上げ専用の刃物を使っても良いですね。線を途切れさせずに つながるようにでこぼこや凹みを修正しながら ケバなど綺麗に削り取っていきます。
ボール(スプーンのくぼみ)は薄いほうが良いです。
この写真のスプーンの持ち手の部分は 細かなナイフの削り跡をわざわざいれて見ました。これも面白いですね。

いかがでしょうか。2時間3時間 時間があいたらスプーンを作ってみませんか?
スプーンの形は あるいはデザインは その材料の木を削る手の中から生まれてくるのかもしれませんね。
こうやって作るスプーンは 決まったデザインがあるわけでなく 作りながら形を模索していくので なれない人が それなりの形のスプーンを作ることは 案外難しいものです。

斧 ナイフ ツーカ カム このような簡単な手道具でスプーンが作れるのです。

このようにして形になったスプーンは ナイフの削りあとが 貴重でありそのため サンドペーパーなどは使っていませんので ご了承ください。

2008_picture_of_the_spoon_making_14こんな感じになりました。これで 日曜日の朝のヨーグルト 楽しみですね。



ここでご紹介した ナイフやツーカ カム に関するお問い合わせなど ありましたら こちらまで midorinocraft@nifty.com   メールでお願いします。

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2008年5月 4日 (日)

飛騨でデモンストレーション 

  グリーンウッドワーク友の会会員のご好意により 来る6月8日日曜日に岐阜県飛騨市でグリーンウッドワークのポールレーズ シェービングホースなどのデモンストレーションができることになりました。
シェービングホースとドローナイフによる実際の作業の様子、またポールレーズによるロクロの様子、あるいは生木を実際にどのように丸太から木取りしていくかなどを文章ではなく、実際の作業として見学あるいは体験できます。
また このほかに 器をポールレーズで挽く様子や 作品などもデモンストレーションする予定です。
今回のチャンスに興味のある方はぜひ見学に来てください。

2006pictures_of_clare_spring_00320041120fujimaki_kunugi_stool_coursシェービングホースとドローナイフによる削り作業






Post_and_rang_stool_0042006_picture_of_the_ningo_festival_ポールレーズ





2008_picture_of_the_copy_of_the_rob2008_picture_of_the_first_wooden__2ポリンジャー&スプーン
ウッドボール挽き







場所 岐阜県飛騨市
日程 6月8日 日曜日
グリーンウッドワークデモンストレーション
もちろん 無料です。デモンストレーションの場所は公共の施設ではありませんのでこの場では公表をしませんが 見学希望の方はメールにてお問い合わせください。
メールmidorinocraft@nifty.com

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