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2008年4月 3日 (木)

変化と制約

日本の縄文時代の 器と 弥生時代の器にはかなりその形に隔たりが感じられる。
その機軸は やはり回転軸を持っていたかどうかだとおもう。つまり縄文式土器では制作物を回転させながら作ったのではなく、細長くした土をくるくる円にして積み上げていったもので、弥生式では その均整の取れた形から回転軸をもったものによって作られたと見受けられるのです。それが蹴ロクロのようなものか あるいは何かもっと簡単な装置かはわかりませんが。
そしてその弥生時代の出土品に 木製の 器がありこれがロクロで加工したように見受けられるのです。
そうなると 日本における ロクロの原点は 弥生時代にあることになります。もしかしたら 稲作文化とともに 大陸からもたらされた 技術であったかもしれません。

問題は もしそうであると仮定したときの ロクロのかたちです。以前TV番組で放送されたように、そして ごく最近まで行われていたという日本のロクロのやり方である 片側のみの固定=つまり 木片の片側のみをロクロに固定して挽く方法であったのでしょうか?

いまでは お雛飾りや 仏壇の中で 見る高杯という器がありますが木製の高杯が弥生時代の出土品としてでています。
その形から思うに これを 片側だけ固定するロクロでは挽くのが困難であろうと思ったりもしますが、もしかしたら うまいやり方があったのかもしれません。

ウッドボールを人力で挽いてみるともっと楽に挽く方法はないものかと考える気持ちになるものでしょう。
そしてやはり 自然エネルギー=水車などを経てやがて機械化されていったのだと思います。

わたしは 機械によるロクロの専門家ではないので はっきりいうことはできませんが、機械化とともに ロクロを挽く 刃物が 変わったのだと思います。
機械のロクロでもしキャッチが起きたら どうなるでしょうか。機械は急には止まれません。またかなり力が強いですから 刃物が 部屋の中を飛んでいったりもするでしょう。
あるいはそういった恐れを感じながらぴりぴりと挽いているものかもしれません。
人力のロクロの刃物は現行のロクロの刃物に比べ かなり華奢とも言えるし引っ掛けやすいともいえます。
こんな刃物を機械化されたロクロで使ったらどんな惨事がもたらされるか恐ろしいものでもあります。

しかしながら ポールレーズなど人力のロクロの刃物は 美しい複雑な 曲線を生み出すことが できます。
ポールレーズで器を挽きながら感じるのは ポールレーズで挽いたカーブと機械式のロクロで挽いた器のカーブの違いです。


ここら辺が 現代の機械化された私たちの時代のものと 昔のあるいは 大昔のものの対比がある気がします。
2008_picture_of_the_trecking_cup_anロクロ作業の 平たい器です。



2008_picture_of_the_trecking_cup__2挽き終わって



2008_picture_of_the_trecking_cup__3カップ=試作品



弥生時代 縄文時代の 木の器に関して 情報をお持ちでしたらメールください。
midorinocraft@nifty.com  

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