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2008年2月13日 (水)

ウッドボール

イギリスの若いグリーンウッドワーカーに ロビンウッドという人がいます。
著書や動画に見ることができる彼のビジョンに導かれてついに私もウッドボール(ウッデンボール)の世界に入り始めました。
ウッドボールももちろんポールレーズで=つまり人力のロクロで挽きます。ただし仕組みは似ていますが挽かれる物が重いためにポールレーズもがっしりしたものである必要があり 多少の変更点がでてきます。
またそれに伴って刃物もこれまでのストレートなノミから鉤形の刃物(hooked tools)になります。
ここ一月近く ウッドボール挽きの準備に費やしてきました。ポールレーズの制作、刃物=炭素鋼の丸棒を取り寄せて自分でたたいて鍛冶屋サンの真似事までしてきました。
器はロクロで挽くことそのものに重点がある仕事であり 非常にダイレクトであり 楽しいものであります。
しかもその器は食べる風景を演出するものであり 生活に非常に密着したものであります。
ウッドボール挽きに 惹かれます。
2008_picture_of_the_first_wooden_boウッドボール用ポールレーズ
重くて多少のことではびくともしません。裂いた木をチョウナではつって作り上げました。

2008_picture_of_the_first_wooden__2刃物
最初 炭素鋼の丸棒がないので ふっと思い立ってなぜか目の前にあったバールを材料にしてたたきました。先端がくるっと曲がっています。まだ形が良くわかっていないかんじです。

2008_picture_of_the_first_wooden__3こんな感じにして削ります。
うまくいくと細いリボン状に削りカスがでます。




2008_picture_of_the_first_wooden__53日前に挽いた浅いボール。
桜の若い生木です。白身の部分に逆目が出やすい(どう刃物の当て方を変えてもけばが出ました)。
このボールは父親が欲しいというのでもらわれていきました。



2008_picture_of_the_first_wooden__4昨日、10時間かけてやっと出来上がったボール。
材は1年風雨にさらされた玉切りにされた楢です。良いようにふけてしみの模様が面白いです。

2008_picture_of_the_first_wooden__6こんな風にパンを乗せて 週末の朝にミルクティーとともに楽しむ予定です(いつもは我が家は玄米ご飯ですが週末は気分をかえてます)。


これまでウッドボールには手を出してきませんでした。さまざまな理由から。
でも今回ロビンウッドに導かれて素晴らしいヴィジョンをうることができました。
そして ポールレーズ、グリーンウッドワークの広がりと奥深さを再認識しているのです。
グリーンウッドワークによる椅子作りでは産業革命前後のあるいはそれ以前の空気を感じることができますが、 ポールレーズによる=人力によるボール挽きでは中世やもっと昔の空気を感じることができる気がします。

ロビンウッド = robin woodで検索すれば動画を見ることができます。
また著作 The Wooden Bowlでは 非常にすばらしいインスピレーションにとんだボールの数々を見ることができます。

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