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2008年1月31日 (木)

スクレーパー 

椅子の背板=スラッツや ウィンザーチェアーの座面などの仕上げに使うとおもしろいです。
鋸刃のスクラップでつくれます。
バリをつけて こそげ落とす、あるいはひっかきおとすのです。
バリは 砥石で刃物を研ぐようにして片側に刃をつけ、金属製の棒を使って今度はその刃を反対側に押し出していきます。
このスクレーパーは紙やすりやかんななどにはない魅力的な仕上がりがあります。
完全な平面ではなく、木の波やレイ(放射状に年輪の中心から出ている木組織で通常の木組織よりも硬い)などの削りにくい物はあまりけずれないまま残っていきます。このためある程度凹凸を残しながら滑らかになっていきます。
なおかつ逆目など気にせず削ることができます。

もし鋸の刃など捨ててしまうものがありましたらスクレーパーとして流用することを試してみてください。

2008_picture_of_the_scraper_002左上 OLFA 市販のスクレーパー 刃はステンレス。
下 使い捨て鋸刃を流用
隣 やはり使い捨て鋸刃の一端をスクレーパーにしています。
右 張りを押し出すステンレス棒

2008_picture_of_the_scraper_010スクレーパー使用前



2008_picture_of_the_scraper_011使用後



2008_picture_of_the_scraper_012オイルを塗った



2008_picture_of_the_scraper_013このようにかけます



2008_picture_of_the_scraper_016こうしてスラッツを仕上げた椅子



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2008年1月22日 (火)

ハギレの木の美しさ

もう100も記事を書きました。
年も改まり もう一度重複することをこだわらずに 書いていこうと思います。
今日は 新たにやってきた材料の楢の木で ニューデザインのポールレーズの部材を作っていました。
太い楢をいつものように楔で裂いて割り、さらに裂いて4つにして 今度はそれをチョウナではつって柱状にしました。
このニューデザインのお話は次回ということにしますが、今回はかなりくたびれ久々に夜ゆっくりしてます。
そういえばこの材木作業場で拾い上げたハギレを見て感じたことです。
つくづく 広葉樹の木片の美しさを感じさせられました。
銘木店で売られている高価な銘木でない、普通の里山の木の それも 単なるハギレの美しさです。波打っていて複雑に変化しているただのハギレのまあ 美しいこと。
2008_picture_of_the_beauty_of_wood_上は桜
下2つは楢です。特に下の楢はなんでこんなに美しいんでしょう。この楢はもう1年以上前のもので 雨風にさらされていたものを薪にするために割った時のハギレです。かなりふけていますが、波打つ木目やレイの輝きなどが 複雑に表現しあってなんともストーブに放り込んで燃やしてしまうのがもったいないほどです。楢の木は里山の木であり、特別な木でもなんでもないのですが、そしてその楢の木事態が特別扱いを自己主張さえしないのですが、私たちは こういった木にもっと敬意を払っても良いのではないかと思うわけです。
2008_picture_of_the_beauty_of_woo_2こうして休んでいます。



2008_picture_of_the_beauty_of_woo_3子供も外出してかみさんと2人 TVを消してゆっくりコーヒーを飲み、世間話などして自作のボンベストーブに足を投げ出して座ってリラックスしています。
もちろんレコードなど聴いて。

2008_picture_of_the_beauty_of_woo_4コーヒーのお供は この胡桃です。これも昨秋のイベントでの収穫物です。
いいでしょ。


2008_picture_of_the_beauty_of_woo_5私は 冬が大好きです。冬は新しい木が来るし、ストーブにあたれるし、くるみは食べられるし木工はできるし。

自分でグリーンウッドワークで作った椅子にもたれかかってこうやって冬ごもりするのは極楽のようですね。
皆さんのご意見 ご感想はこちらまでmidorinocraft@nifty.com
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2008年1月13日 (日)

シェービングホース作り

今回は生徒さんがシェービングホースを 作ることになりました。
ここでのシェービングホースは マイクアボットデザインの 馬形のホース(まさに馬です)です。
ここでいつもと違う点は ボディーの材料です。
通常 ヒノキや 杉などを材としていますが 今回 偶然良い出物があり、加工が楽であり、しかも 乾燥後 かなり軽くなる桐を材にしました。

ご存知のように 桐は 広葉樹でありながら 乾燥すると非常に軽くなり しかも柔らかく加工が楽です。しかも 広葉樹の持つ 木目の美しさを兼ね備えています。

概略を 説明します。
直径30cm以上で できれば 大きな節がなく 、まっすぐであること。 また桐は年輪の中心のピスがおおきく空洞状になっていてそこが大きく ウロになっている場合がありますが なるべく そういった大きなウロがないものにします。
全長は1.2m必要です。馬の頭の長さは50cm、座る部分は70cm必要になります。
頭の角度は20度にします。もちろん 生木の状態で加工していきます。

必要な道具は チェーンソー(取り扱いは気をつけてください)、チョウナそして メジャー類です。
およそ3時間前後で 大体の形が 出来上がります。

詳しいことを知りたい方はmidorinocraft@nifty.com  までご連絡ください。
ただし桐の木の材料はもうなくなりました。
2008_picture_of_the_usiyama_and_kaz
完成品
ボディーは桐、脚やフレームは山桜です。



2008_picture_of_the_usiyama_and_k_2チェーンソーで刻み目をつけて チョウナではつりとばしていきます。
これは馬の頭を加工している様子です。


2008_picture_of_the_usiyama_and_k_3角度20度にして やはり チェーンソーで刻み目を入れて チョウナではつり飛ばしていきます。


2008_picture_of_the_usiyama_and_k_4馬の頭の次は座る部分です。やはりチョウナではつります。
さらに外皮をすべてはがし形を整えます。


2008_picture_of_the_usiyama_and_k_5



2008_picture_of_the_usiyama_and_k_6このボディーはいまは生で重たいですが 乾燥したらかなり軽くなるでしょう。


もし皆さんの周りで 桐の良い材が入手できるのでしたら こういった超高級シェービングホースのボディー材に使うこともできます。

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2008年1月 9日 (水)

今年の材が来ました

今週はじめ 待ちに待った新しい木が来ました。今回で 今年の材の仕入れは終わりです。
来たのはみな 楢です。年によって来る木の種類がいろいろです。
これはきこりのおじさんの都合によるもので あまりわがままも言えないのです。
でも毎年 材自体はいいものばかりです。
昨年12月の桜の材のがっかりから立ち直ってこれからいいものを作ろうと意気込んでいます。早速 アームチェアーを作り始めていますが、 やはり楢の木は いい香りがして また木の感触がいいものです。

今年は ウィンザーも作りたいと思います。

 2008_picture_of_the_new_logs_002

良い材は 年輪の中心が 木の真ん中にあるものです。しかも 目が通っています。 どれもこれも ほぼ合格ですね。
これで夏前までは グリーンウッドワークの材料として十分間に合います。



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