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2007年12月28日 (金)

ホゾのひび

秋のオープンコースで作ったスツールに その後ひびが入ったと参加者の方から聞きました。
同様の条件のスツールを試しに作ってみました。
するとやはり ラングと シートレールの差し込まれた部分の脚の上下にひびが入りました。組み立てたときにはひびはなかったのですが 数日してひびが入りました。
いまこの原因を考えています。
ホゾの寸法は?
ホゾは私が十分注意して挽いたので間違いはないと思います。
乾燥後の寸法は?
横はホゾ穴の直径16mmを脅かす横方向の寸法ではなかった。しかし縦方向は収縮が思ったよりもにぶく1mm以上のギャップがあるホゾもあった。
脚の桜の乾燥状態は?
ここが問題かもしれません。
材の桜を脚に加工して立てておくと翌日には おねしょ=材の内部のべセルの水が出て、置いた場所がぬれていた。
つまり この桜の内部には まだかなり水分が残っていたようです。
もう12月になれば 通常は伐採の時期となるわけですから 時期尚早ということはないと思いますが、 そういえば 今年は 津久井では紅葉が1月ほども遅かったでした。落葉はどれくらい遅かったかはわかりませんが やはり 1月ほども遅かったのかもしれません。
地球温暖化の影響で 伐採時期がずれてしまったのでしょうか?

いくらホゾ穴とホゾが理想的な寸法=つまりホゾ穴が16mmで ホゾの縦方向の寸法が17mm弱 横が16mm弱にできても、 ホゾを差し入れるときに相手の足があまり十分に水分が多いと 脚の木の水分が 乾燥しきったラングのホゾに吸い取られていってその結果ホゾが膨らみ 割れてしまうのです。

結論
その年の気候に注意し 内部に水が少ない状態の木を選ぶ。
試しとして 伐採したての木を立てておいて翌朝おねしょをしていないかどうかを確かめる。
疑わしいものは スチームをかけるなどの手段を講じる。
2007_picture_of_the_troubles_on_joi

ひびは16あるジョイントの上下で32箇所のうち20箇所以上できていました。

2007_picture_of_the_troubles_on_j_2



2007_picture_of_the_troubles_on_j_3



今回の失敗は 参加者の方には 非常にすまないことになってしまってお詫びのしようもありません。今後きっと何かの形でお詫びしたいと思います。

がっかりと そこから得た教訓でした。




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