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2007年12月12日 (水)

新しいデザインのスツール

新たなデザインのスツールを試してみました。背が付いていないのにアームがあります。
シート材は 桜の生木を材に使います。

2007_picture_of_the_original_stool_長さ60cmほど 太さ20cmあまりの伐採して間もない桜です。目の通った幹をえらびます。


2007_picture_of_the_original_stoo_2底になるほうにチェーンソーで刻み目を入れてチョウナではつって平らにします。


2007_picture_of_the_original_stoo_3上下をひっくり返して座面のほうを上にしてやはりチェーンソーでカーブした刻み目をいれます。刻み目を正確な深さに入れずに数センチ手前でやめたほうがいいでしょう。この刻み目を入れた部分をチョウナではつり飛ばします。


2007_picture_of_the_original_stoo_6チョウナは横掛けするといいでしょう。ここで大まかなカーブを出しておきます。


2007_picture_of_the_original_stoo_7まだ刻み目と段が付いています。



2007_picture_of_the_original_stoo_8次に 丸ノミとハンマーをつかってさらに形を整えていきます。



2007_picture_of_the_original_stoo_9側面 底部も徐々に形を整えます。外皮は ドローナイフで落とし表面を仕上げておきます。


2007_picture_of_the_original_sto_10シートの内側を作り終えてから外側をやるようにしてください。
完成するとこんな感じかな?
このスツールの本体部分は本当に生木ですから、特に木口からひび割れしないように注意します。つまり 冷たい日陰の風のない場所に、切りかすに埋めるようにして安置します。1日一回ほど 手にとって木口などのわれがないかチェックし、同時にカビなど湿気による影響を取り出すことで緩和させます。

このまま1~2週間ほど置いておきます。
その間に 脚4本(今回は アームと そのスティックを追加しました)を加工します。

脚のホゾは21mm程度のほうがよさそうです(今回は18mmでした)、そのため収縮を見越して23.1mmにロクロで削ります(脚も全て生木ですのでホゾを直径23.1mmに削ってから乾燥させて21mmのドリル穴に合わせる形です。
脚や アームのサポートスティックは 50度の温度で4日間ほどで乾燥するものですが
念のため毎日体重をチェックして重さの変化がなくなったら一応OKです。
本体と脚などの準備ができましたらいよいよ組み立てです。
2007_picture_of_the_new_design_stoo脚の開き角度は25度でドリルの刃は真横よりも少し内側に傾けました。
いつものように鏡を見ながら ドリルを使います。深さは5cmです。


2007_picture_of_the_new_design_st_2脚を押し込みましたら 高さを調整して足先を切り取り 角を面取りします。



2007_picture_of_the_new_design_st_3これで完成でもいいですが今回はさらに アームを取り付けました。



2007_picture_of_the_new_design_st_4背もたれがないのにアームがあります。しかもシートがカーブしていてちょっと面白いデザインになりました。
完成したら 乾性オイルを全面に塗り、しばらく気温の低い場所に置きます。なるべく木口からひびが入らないようにとの思惑からです。

今回のスツールは 幹の太さが 20cmほどで入手しやすい太さであり案外簡単にできます。座面がカーブしているため面白い印象になり 玄関などにおいてもいいかと思います。
まだ このスツールの名前が決まっていません。

なおスツールの材の桜が赤っぽい色になっていますが、 生木の桜をすぐに加工するとこのように赤っぽくなるのです。
おそらく本体が完全に乾くのには1年近くかかることでしょう。
それまで 木口割れを起こさないように十分注意します。いまは出来上がって間もないので寒い玄関で修行中です。





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