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2007年12月28日 (金)

あともう少し

以前に書きましたが 私は 東京育ちで いわゆる下町っ子です。土地家屋を持っておらず常にせまい住居を借りて暮らしていた家族の長男です。
木工があるいは 何か作ることが好きではありましたが そういう自分の趣味を行う場所などもつことができなかったのです。
そうするうちに 大人になり 一般の社会人となり 会社勤めをしていました。
その後 自営業に転向してからも 都会人的な生活スタイルはついて廻り 30半ばになって バブルの波に乗ってこの津久井に家を買ったのでした。何の考えもなしに。
そうして30,40代はあっという間に過ぎ私は もう 都会的な暮らし方に興味をもてなくなり そのかわりに 田舎暮らしに興味が向いていったのです。
もちろん木工も 興味津々ではありましたが ”そんな人”つまり 財力なし、広い土地なしでしたから なかばあきらめていました。
いつも ”そんな人”の壁にぶつかるのです。大型の動力機械が必要だ、とか 材木をストックする場所が要るとかです。あるいは時間がないとかです。

”そんな人”である私が グリーンウッドワークに出会って 一筋の光を感じなかったわけがありません。
せまい場所でも できる、夜でも騒音にならないので 案外できる、 私のポケットマネーで始められる、材木は近くの里山の木を安く購入できるなど うってつけの木工です。

あと数年で 私の家の支払いも終わり 気違いじみた住宅費から開放されます。(いまもしこの家を売っても買値の3分の1以下にしかなりませんし、今後の支払いの残り分を払ったらちゃらになってしまうんです)。
でもわたしは グリーンウッドワークに出会うことができました、それはもしかしたら”そんな人”だからかもしれません。

皆さんもグリーンウッドワークを身につけて、グリーンウッドワーカーになり田舎暮らしの数ある職業のあるいは趣味の選択肢の一つにしてみませんか?
設備投資の費用も安く 危険性もそれほどなく 電気代もかからず 美しい椅子を作ることができるのです。
がっぽり大金は儲かりませんが つましい 楽しい時間は持てるはずです。
 
そのときにはもっとゆったりした場所を拠点にして本当の グリーンウッドワークを開店したいです。
2007_picture_of_theautumn_course_loこういうサイトがほしいですね。

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ホゾのひび

秋のオープンコースで作ったスツールに その後ひびが入ったと参加者の方から聞きました。
同様の条件のスツールを試しに作ってみました。
するとやはり ラングと シートレールの差し込まれた部分の脚の上下にひびが入りました。組み立てたときにはひびはなかったのですが 数日してひびが入りました。
いまこの原因を考えています。
ホゾの寸法は?
ホゾは私が十分注意して挽いたので間違いはないと思います。
乾燥後の寸法は?
横はホゾ穴の直径16mmを脅かす横方向の寸法ではなかった。しかし縦方向は収縮が思ったよりもにぶく1mm以上のギャップがあるホゾもあった。
脚の桜の乾燥状態は?
ここが問題かもしれません。
材の桜を脚に加工して立てておくと翌日には おねしょ=材の内部のべセルの水が出て、置いた場所がぬれていた。
つまり この桜の内部には まだかなり水分が残っていたようです。
もう12月になれば 通常は伐採の時期となるわけですから 時期尚早ということはないと思いますが、 そういえば 今年は 津久井では紅葉が1月ほども遅かったでした。落葉はどれくらい遅かったかはわかりませんが やはり 1月ほども遅かったのかもしれません。
地球温暖化の影響で 伐採時期がずれてしまったのでしょうか?

いくらホゾ穴とホゾが理想的な寸法=つまりホゾ穴が16mmで ホゾの縦方向の寸法が17mm弱 横が16mm弱にできても、 ホゾを差し入れるときに相手の足があまり十分に水分が多いと 脚の木の水分が 乾燥しきったラングのホゾに吸い取られていってその結果ホゾが膨らみ 割れてしまうのです。

結論
その年の気候に注意し 内部に水が少ない状態の木を選ぶ。
試しとして 伐採したての木を立てておいて翌朝おねしょをしていないかどうかを確かめる。
疑わしいものは スチームをかけるなどの手段を講じる。
2007_picture_of_the_troubles_on_joi

ひびは16あるジョイントの上下で32箇所のうち20箇所以上できていました。

2007_picture_of_the_troubles_on_j_2



2007_picture_of_the_troubles_on_j_3



今回の失敗は 参加者の方には 非常にすまないことになってしまってお詫びのしようもありません。今後きっと何かの形でお詫びしたいと思います。

がっかりと そこから得た教訓でした。




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2007年12月22日 (土)

コーヒーブレーク

グリーンウッドワークでも 作業とともにかなりの量の木屑が出ます。これは製材された木を材料とする木工に比べてかなり材料のロスが少ないと思われますが それでもかなりの量になるということです。
チョッピングブロックの上で手斧作業によって発生するチップ状の削りカス、シェービングホースで出る長い削りカス、ポールレーズで出る綿のようにふわっとした削りカス などなど。
これ等の削りカスはわが工房=グリーンコテージの自作ストーブのよき食材となり なおかつ 暖房をかねているのです。また 今年のように山桜が沢山入荷すると それらは よ燻製のよき燻材となるのです。
グリーンコテージで作業をし始めて ストーブで薪を燃し、ある程度温まってなおかつおき火ができたらこのストーブの中に チョッピングブロックの削りかすやらを入れると もくもくスモークし始めるのです。
ストーブの煙突の途中をはずしてそこに燻製の箱をセットしていぶしています。
こうすると燃し 万が一ストーブ内部で削りカスがもえても 燻製の箱まで直接に火が届かず安心です。
燻製は 1日3~4時間ほどで3日から4日行い、 なおかつ 2~3日 じっと熟成させると ぐっと味が良くなります。
拾い集めた おにぐるみと 燻製肉と ビール など私たちに 幸福な冬をもたらしてくれます。薪ストーブの暖かさとこの冬の味覚は グリーンウッドワークのコーヒーブレークですね。
2007_picture_of_the_smoke_taste_002今回は ブタ 塩鮭をいぶしました。



2007_picture_of_the_smoke_taste_014しゃけは皮の下がこのようにつややかになりました。



2007_picture_of_the_smoke_taste_016切り分けて 胡桃と一緒に食べ合わせると燻製の味とクルミのまろやかさがなんとも不思議な味をかもし出します。左のスティックは 自作のクルミほじりです。



2007_picture_of_the_smoking_002燻製の箱は ご覧のような ダンボールを材料にしています。右から伸びたストーブの煙突につないでおきます。左の煙突はわかりにくいですが 箱にはつながっていません。



2007_picture_of_the_smoking_001燻製をはじめるまえの下作業です。食材のブタのモモ肉にペッパーと塩をよく刷り込んで 寒風に何日かさらします。

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2007年12月12日 (水)

新しいデザインのスツール

新たなデザインのスツールを試してみました。背が付いていないのにアームがあります。
シート材は 桜の生木を材に使います。

2007_picture_of_the_original_stool_長さ60cmほど 太さ20cmあまりの伐採して間もない桜です。目の通った幹をえらびます。


2007_picture_of_the_original_stoo_2底になるほうにチェーンソーで刻み目を入れてチョウナではつって平らにします。


2007_picture_of_the_original_stoo_3上下をひっくり返して座面のほうを上にしてやはりチェーンソーでカーブした刻み目をいれます。刻み目を正確な深さに入れずに数センチ手前でやめたほうがいいでしょう。この刻み目を入れた部分をチョウナではつり飛ばします。


2007_picture_of_the_original_stoo_6チョウナは横掛けするといいでしょう。ここで大まかなカーブを出しておきます。


2007_picture_of_the_original_stoo_7まだ刻み目と段が付いています。



2007_picture_of_the_original_stoo_8次に 丸ノミとハンマーをつかってさらに形を整えていきます。



2007_picture_of_the_original_stoo_9側面 底部も徐々に形を整えます。外皮は ドローナイフで落とし表面を仕上げておきます。


2007_picture_of_the_original_sto_10シートの内側を作り終えてから外側をやるようにしてください。
完成するとこんな感じかな?
このスツールの本体部分は本当に生木ですから、特に木口からひび割れしないように注意します。つまり 冷たい日陰の風のない場所に、切りかすに埋めるようにして安置します。1日一回ほど 手にとって木口などのわれがないかチェックし、同時にカビなど湿気による影響を取り出すことで緩和させます。

このまま1~2週間ほど置いておきます。
その間に 脚4本(今回は アームと そのスティックを追加しました)を加工します。

脚のホゾは21mm程度のほうがよさそうです(今回は18mmでした)、そのため収縮を見越して23.1mmにロクロで削ります(脚も全て生木ですのでホゾを直径23.1mmに削ってから乾燥させて21mmのドリル穴に合わせる形です。
脚や アームのサポートスティックは 50度の温度で4日間ほどで乾燥するものですが
念のため毎日体重をチェックして重さの変化がなくなったら一応OKです。
本体と脚などの準備ができましたらいよいよ組み立てです。
2007_picture_of_the_new_design_stoo脚の開き角度は25度でドリルの刃は真横よりも少し内側に傾けました。
いつものように鏡を見ながら ドリルを使います。深さは5cmです。


2007_picture_of_the_new_design_st_2脚を押し込みましたら 高さを調整して足先を切り取り 角を面取りします。



2007_picture_of_the_new_design_st_3これで完成でもいいですが今回はさらに アームを取り付けました。



2007_picture_of_the_new_design_st_4背もたれがないのにアームがあります。しかもシートがカーブしていてちょっと面白いデザインになりました。
完成したら 乾性オイルを全面に塗り、しばらく気温の低い場所に置きます。なるべく木口からひびが入らないようにとの思惑からです。

今回のスツールは 幹の太さが 20cmほどで入手しやすい太さであり案外簡単にできます。座面がカーブしているため面白い印象になり 玄関などにおいてもいいかと思います。
まだ このスツールの名前が決まっていません。

なおスツールの材の桜が赤っぽい色になっていますが、 生木の桜をすぐに加工するとこのように赤っぽくなるのです。
おそらく本体が完全に乾くのには1年近くかかることでしょう。
それまで 木口割れを起こさないように十分注意します。いまは出来上がって間もないので寒い玄関で修行中です。





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2007年12月11日 (火)

木を割ってとる

2007_picture_of_the_carrying_out__2太い丸太を半分に割って材をとる作業についてです。
ひだりから マレット 木製の楔  薄刃斧大小 鋼鉄製楔


2007_picture_of_the_carrying_out__3柄が折れてしまいましたが親分=かけや=マウル
しばしば こうしてハードな仕事のせいで折れてしまいます。
(これを防ぐには頭に差し込んだすぐ下の部分を太くするといいと思いますが余り手をかけずに折れたら付け替えてはいますが)。

丸太はできるだけ目の通った 節のないまっすぐなものを選びます。このとき丸太が条件の悪いものであるとうまく割れずあるいは 非常に苦労します。

こういった道具があれば太い丸太も2つ、4つに割ることができます。
まず薄刃斧を丸太の木口に打ち込みますがもし年輪をとおるはっきりしたひびが入っていればそこに薄刃斧をうち込みます。なければ(反対側の木口もチェックしてください)年輪の中心を通り2等分するように割ります。
もし丸太がかなり太いものの場合、割れ口の線を薄刃斧でつけるようにしてから年輪の半分にかかるように薄刃斧を軽く打ち込み 第二の薄刃斧を残りの割れ口に軽く打ち込みます。
薄刃斧が軽く打ち込まれたら親分でガツンと打ち込みますが 場合によってたたいた拍子に刃があらぬところに飛んだりもしますので そういった危険を回避するように周りの人を非難させましょう。
またこのとき先端角度の大きな鋼鉄製の楔などを打ち込むと跳ね返されて 危険でもあり効果がありませんから是非薄刃の斧の刃を使ってください。
そしてその薄刃斧を親分で徐々に(2つ使うときには 交互に打ち込んでいきます)打ち込み、
ある程度木口の割れ目が広がったらここに鋼鉄製の楔をはじめて打ち込みます。
もしこの楔を入れる余地がなければ 外皮側の長手方向の木口の近いところにこの鋼鉄製の楔を打ち込んでください。この鋼鉄製の楔が十分に打ち込まれるとひび割れが大きくなります。
ここまできたら木口での作業は終わりにし、次には長手方向に 今度は木製の楔を使って作業します。
木製の楔は 価格がただであるばかりではなく、内部の絡み合った繊維を薄刃斧で断ち切るときに その薄刃斧と 鋼鉄製の楔がぶつかり合って 薄刃斧の刃がだめになるのを防ぐためのものなのです。また長手方向での楔打ち作業のときに木製の楔と使うと丸太とのなじみがよく 跳ね返りがすくないものでもあります。
(木製の楔は クヌギ、楢などのハートウッド=心材=赤身を材にして自作します)
こうしていくつかの木製の楔を徐々に反対側の木口まで打ち込むと簡単に割れます。
写真の寸法程度の丸太は条件がよければ10~20分ほどで2つ割りにできるでしょう。
2007_picture_of_the_carrying_out__4もしそれでも割れなければ 上下をひっくり返して反対側にも同様に楔を打ち込んで割っていきます。
丸太内部の繊維が絡んで割れないために 薄刃斧でその繊維を断ち切ってください。

長期間保管するのであれば なるべく割ることは少なくしたほうが生の状態を保てます。

 

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2007年12月 8日 (土)

スツール 組み立て

本日は アウトドアースツール作りコースの第2回目 組み立て シーティングです。
前回は 材料となる山の桜の伐採を見学し、即座にその場で電気なしにパーツを作りまた。
今日は その続きで 組み立てと シーティング=シート編みをしました。
本来4日間コースの仕事量なのですが、スケジュールの都合上、ぎゅっと凝縮して2日に縮めたのです。
そのため かなりハードな工程でありましたが それでも 楽しく時間を過ごすことができました。
材料の山桜は まさに素晴らしい輝きのあるもので その木目は惚れ惚れするものでした。
2007_picture_of_the_out_side_courseいつものように ホゾ穴は ドリルの丸い穴です。直角を鏡を見て確認しながらあけます。


2007_picture_of_the_out_side_cour_2このように 手回しのドリルですから ゆっくり確認しながら作業でき、’ちょっとまえ!’などと角度を見てもらいながらホゾ穴をあけます。


2007_picture_of_the_out_side_cour_3先週は 1本1本 単なるパーツであり、スツールの実感がなかったものでしたが 1週間たって 組みあがりました。
この次の工程で シーティングをします。


2007_picture_of_the_out_side_cour_4こちらは ペーパーコードのシーティング作業です。(一番シンプルな’ぐるぐる巻き’です)。


2007_picture_of_the_out_side_cour_5これは 木の皮のシーティング作業です。巻く前に温水に浸して柔らかくしてから編みます。木の皮は インナーバークといいます。この材は非常に耐久性があり 大事に使えば 孫の代まで使えます。

2007_picture_of_the_out_side_cour_6インナーバークのスツールの完成。



2007_picture_of_the_out_side_cour_7こちらはペーパーコードのスツールです。



今回のコースは 考えてみれば 非常に贅沢なコースだったと考えています。
山に生えている上等な山桜を 伐採するところから スタートして しかも たったの2日で
完成して 参加者は 本日お持ち帰りになりました。きっと今頃家族に 自慢でしょう。
グリーンウッドワークの作品は 出来上がったときが 終わりではなくて 新たな命の始まりです。ニスなど塗っていませんから 使うほどに使う人の手がスツールを触れることでつやがでてきます。
また 4本の脚はこれから乾燥収縮をしていき 出来立ての時には気付かなかった木目が 出てきてどんどん魅力的になっていきます。
なんと感動的なことでしょう。

参加者の方、お疲れ様でした。
1年に1回くらいはこのようなコースをやりたいです。

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2007年12月 4日 (火)

板作り

先日 第1回目を終えた アウトドアーでの スツール作りの副産物
伐採した 桜の幹の一番根に近い部分は 直径が 40cmほどあります。
根に近いこともあり 椅子などの部材にするより 板を取ろう、ということで 今日は 板作りをしました。
年輪の中心を通るように中心線を墨して、左右2枚幅10cm( 大目に寸法を取っておきます)に挽きました。
現在では ポータブル簡易製材機というものがありますが 宵越しの金を持たない私は高価な機械に手が出せず チェーンソーで黙々と作業しました。
 うまくいくとこっち側と向こう側から容いれた切り目が きちんと出会うのですが 今回は 3~4cmほど段が付いてしまいました。まるまる厚みを取れないことが多いので10cmに大目に墨したのです。

感激は パカッと板に割れてなかの木目が出てきたときです。思わず 板になった面を撫でてニコニコしたりします。
”いいな~!”などとひとり言をいったりしていると思います。
小さなテーブルができるな、と思ったり ウィンザースツールのシートにしようか、などとあれこれ考えをめぐらします。
板は 天然乾燥させます。最低1インチ当たり1年、10cmであれば4年は乾燥にかかるでしょう。
また時間を見つけては チョウナでチェーンソーの切れ目の段差をとって(生のうちに)いきます。
この現場は 車が入ってこれない急坂の上、道路から100mほどの所にあります。
どうやって下ろそう??

2007_picture_of_the_cherry_board_00手ごわい相手です。



2007_picture_of_the_cherry_board__2太い幹の場合、こうやって上から半分ほど 天地をひっくり返して下側を次に挽きますが、大体 段差ができます。 むこうとこっちで 誤解が生じているんですね。正しいと思ってやっているのに。

2007_picture_of_the_cherry_board__3そういった誤解を乗り越えてここに板が生まれます。中は素晴らしい木目です。


2007_picture_of_the_cherry_board__4外皮側の上下2枚を含めて4枚の桜の板が取れました。桜の新たな命の始まりですね。
問題はこれをいかに急坂の下まで持っていって車に積むか。
おんぶするか?

こういった材木の金額とは その大半が手間賃であろうと思うわけです。
足腰かなり来てます。
でも そういった手間をかけることで 単なる丸太が生きるんですね。
自分にご褒美。お疲れ様でした。

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2007年12月 2日 (日)

アウトドアーでの木工

グリーンウッドワークの真髄とでもいえる屋外での作業

これは ホームページで募集したこの冬の木工イベントです。
参加者は2名でしたが 内容は非常に濃く、やはり面白いものでした。
まず 山桜の伐採の様子を見学し 倒した木の良い部分を選んで 材にして その場で加工を始めます。(もちろん 今回は プロにお願いして伐採してもらいました)
山桜が 倒れていくときの なんとも表現のできない 迫力、バキバキとものすごい音をたてて倒れ行く様子、倒れたあとで隣の木を掠めたときの落ち葉が倒れた木のうえにはらはらと舞い降りていくさま、などなど 不思議な感覚にとらわれるものです。
いつまでも感動に浸るまもなく 早速材をとっていきます。
まず 木の内部の 病気の有無がないか、そして 割ってみて極端な 捻じれがないか。
合格でした。木が 立っているときに 材料にとる部位をどこにしようかと 確認しておきましたが まさに材にぴったりの状態です。

2006_picture_of_the_stools_001今回のテーマのスツールです。
第一日目の作業は このスツールの下側の横棒=ラングと座面の横棒を作ることです。4本の脚はシェービングホースを持ち帰っていただいて宿題になりました。

2007_picture_of_the_open_stool_courこのようなロケーションです。



2007_picture_of_the_open_stool_co_2専門家による伐採の下準備
木の向こう側ががけになっており手前側にウィンチをかけながら手前側に倒します。




2007_picture_of_the_open_stool_co_3このように倒す側にまず切り口を入れていきます。



2007_picture_of_the_open_stool_co_4今度はその反対側に切れ目を入れて倒していきます。
熟練したひとでも木の倒れ方は予測が付かないような部分があり非常に緊張する時間でした。

2007_picture_of_the_open_stool_co_5大きなドラマが終わって 感無量の落葉が舞い降りています。
ふしぎな感情がわくものです。


2007_picture_of_the_open_stool_co_6今回の木工材料です。



2007_picture_of_the_open_stool_co_7木口はこのようになっています。
年輪の偏りがなくとてもいい状態です。
これを手ごろの長さに玉ギリにして それを斧で割って、さらに割って所定の太さにして材をとります。

2007_picture_of_the_open_stool_co_8



2007_picture_of_the_open_stool_co_9今回の教室の主眼は 立ち木の伐採を見て から作業をする という点が入っており 通常の工程に比べ スケジュールが変則的になっており 多少参加者に負担が通常よりもかかっていましたが おかげさまで無事 第1日目を終了できました。
これは刺身を食べるために スーパーに買い物に行くのではなく、海につりに行くようなものでしょうかね?できあがったスツールがどこに どんな風に生えていたか確認できるのは それはそれなりに意義あり、と思います。

今後このような 方向性の教室をやって行きたいと思いました。

もし 皆さんもいかがでしょうか?

参加者、桜、きこり、桜の提供者のみなさまありがとうございました。

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