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2007年10月16日 (火)

バターナイフ

バターナイフはパンなどにバターやジャムなどを塗るときに使うもので スプーンに比べて比較的簡単に作ることができます。材としてお勧めの木は 木細胞が細かい、つまりキメの細かい木であるほうがいいです。桜、かえでの仲間、果物のなる木、樫などがいいでしょう。

道具は シェービングホース、スプーン用シェービングホース、ドローナイフ、ミニドローナイフ、などです。

乾燥すると堅くなって作業が大変ですが、生木であれば楽に削れます。今回は たまたま樫の若木が最近手に入りましたので それを使います(本来は 冬に伐採したほうがいいです)。
2007_picture_of_the_butter_knife_maまず 直径14cmほどの樫の木を長さ50cmほどに切ってそれを半割りにします。さらにその一つを半割りにして材にします。木を割るときは必ず年輪を中心にして2つになるように割ります。ちょうど皮をむいたみかんを真っ二つに割りその半分をまた真っ二つに割る感じです。

2007_picture_of_the_butter_knife__22007_picture_of_the_butter_knife_10この4分の一になった樫を今度は板目方向に割りますが、このときは外皮側に割目が偏るように割ります。


2007_picture_of_the_butter_knife__3これをシェービングホースに挟み込んで ドローナイフで削っていきます。
樫に関していうと材料は板目に取ってください(年輪と平行の方向)(というのは 柾目にとると(年輪の中心方向)木の中心から放射状に外皮に向かっているレイという木組織が邪魔して平らにきれいに仕上がりません(ただし木目は面白いのですが)そして徐々に平らにしていきます。
2007_picture_of_the_butter_knife__4
こんな感じになればいいでしょう。このとき両端を持ち手側にして細くしておくと無駄なく2本のバターナイフができます。


2007_picture_of_the_butter_knife__5これをクランプなどにはさんで 二つに切断しますが、多少斜めに切ります。斜めの部分は ナイフの先端になりますから多少斜めのほうが実際は使いやすいのです。

2007_picture_of_the_butter_knife__6こうして2本分の材料を取ることができます。この時点で持ち手が細い点が大事です。


2007_picture_of_the_butter_knife__7ここからは仕事がデリケートになります、そのためスプーン用のシェービングホースとミニドローナイフに変えます。片面をできるだけ平らにします。つまり右利き用でしたら右手に持ったときに体の外側に来るほうを平らにします。そして反対側は写真のように斜めに刃をつけていきます。

2007_picture_of_the_butter_knife__8刃をつけた先端の数ミリをさらに斜めに落として刃を2段にして消耗しにくくします。写真では2段になった様子がわかりにくいかもしれませんが。

あとはドローナイフで削り目を整えて仕上げます。

2007_picture_of_the_butter_knife__9左が仕上がったもの、右はその片割れです。あまり意味がないかもしれませんが持ち手側に紐通しの穴があけてあるとちょっと表情が出てくる感じがします。
こうして削り終わったものは ぶどうの種油をさらっと塗っておきます。
はい、できあがりです。
樫は乾燥すると 非常に堅くまたタフでさらに色が白く清潔感があり 丈夫なバターナイフとして長い間使うことができ、また使っていくうちに 貫禄が出てくるでしょう。たまにメンテナンスで 先ほどの食用オイルであるブドウの種油を塗ってください。

わたしの住む関東では 樫の木は 山には多く自生しています。太さも15cmもあれば十分ですからもしそんな樫を手に入れるチャンスがあったらぜひ試してください。
midorinocraft@nifty.com

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