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2007年8月26日 (日)

ものの見方、考え方

よく、椅子の、あるいは 家具の写真を見ると(海外の)、椅子の足が床とこすれて削れて減っている椅子を見ます。
なにかいろいろな考えが混じった気持ちで 私はそんな写真を見ているのです。
”ここまで使うのか”とか もっと丁寧に使えばいいのに”とか です。
でもこういった椅子は 長い年月を(それは 10年や20年ではなくて 50年や100年だったりします)使われてきた いわばアンティックです。この時間の単位がかなり私たちとは違うのかなと思います。
そして スタート=使い始め、は それほど価値がなくても(価値がないとは つまり 安物ということではなくて) 使っていくうちに重量感が増してくるというか しっくりしてくるというか時間の重さが積もってくるというか、そういう使い方があるんです。
ここには できたばかりのときは 赤ちゃんで、何もないけど 成長=使うごとによくなっていく、という感じが表現としてあたっているんでしょうか。
作って納品したそのときが最高で きれいで 傷ひとつなく 手触りもよく 非の打ち所のない、ではなくて使ううちによくなっていく、そんな使い方。
私たち日本人はかなりデリケートで繊細ですから どうしても仕上がりの繊細さや 傷に目を奪われてしまうのですが、もうひとつの見方としては とにかく 材料としての質がいいこと、丈夫であること、長持ちすること、使いやすいこと、こういった前提条件を満たせば あとは使っていくうちにいい色になってくるものだというものの見方。こういったものがほしいですね。とかく目先のデリカシーにとらわれがちで、さらに 壊れてしまえば 捨てて、買い換える、というやり方は 物を 長い目でみる目を疎外しかねないと思います。
2007_picture_of_our_table_005
何度かご紹介した我が家のテーブルです。数年前に太い楢の丸太が入り、チェーンソーで厚板を作り、テーブルにしました。

2007_picture_of_our_table_007光線の具合で いかにこのテーブルの表面がでこぼこかお分かりいただけるかと思います。 食事の際にはかなり苦労しています。
いずれ時間があるときに少しずつ平らにしようと考えていますが、使うたびにつやが出てきまして そのつやを削ってしまうのが惜しくなっています。
もちろん塗料など塗ったりしていません。老いるフィニッシュです。
あと何年か、10何年かするときっとかなり貫禄になることでしょう。

使うたびに風格が出てくるということのためには 塗料など塗ることは必要ないのではないかと考えてしまうのですが、  いかがでしょうか?

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