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2007年7月18日 (水)

生木の保存

日本の 梅雨、夏の気温が高いせいで グリーンウッドワークは 梅雨が一年の 終業式になってしまいます。残念なことです。
アメリカのグリーンウッドワーカーのアイデアの一つに 水の中につけておくというのがありますが おそらく よどんだ水では 木は腐っていくのではないかと思います。ですからよほど条件が整っていないととてもではないけど現実的には無理です。 個人的には 洞穴の中に貯蔵する手もあるかと考えていますが コレもやはり 非現実的です。

そこで 考えた方法が 冷蔵庫でした。 もし 生木を 生野菜と同様に考えるとしたらやはり冷蔵貯蔵するのはいい方法だと考えたのです。 1月のテストをしてみると いい数字が出ました。

数字とは つまりこういうことです。生木は おおよそ 乾燥すると30パーセント体重が減るのです。つまり 生木で 100グラムあるものは 日常生活の中での乾燥状態になると70グラム前後になるのです。 テストの結果、(テストピースは桜なのですが)このテストピースが 冷蔵状態で乾燥するまでには かなり時間を遅くできるということでした。また私見ですが テストピースを新聞に包み さらに その新聞紙を 定期的に水のスプレーなど施すとかなり有効だと思います。 詳しい データーは いちいち採っていませんが 手ごたえありです。(おそらく 自然対流= ファンによる送風をしないタイプの冷蔵庫のほうが いいようです)
もし良い生木の材が手元にありましたら 新聞紙に来るんで スプレーかけて 冷蔵庫にとりあえず締まっておくといいと思います。
お試しください。

ただし このようなやり方が グリーンウッドワーク本来の考え方から見るとちょっと首をかしげるような部分ではありますが 、 でももし 冷蔵貯蔵でなくても 新聞紙に包んで 定期的にスプレーするだけで かなり 乾燥を防ぐことができると思います。お試しください。(みすみす 良材をおっぽらかして 乾燥させるよりどれだけいいでしょう。)
冷蔵庫サイズの生木は 椅子のパーツにはふさわしくないかもしれませんが スプーンなどの小物には 有効です。
2007_picture_of_thewood_in_green_001その冷蔵庫で 1ヶ月テストした木片 右は むき出しで保存
左は新聞紙に包んで定期的にスプレーをしたもの



2007_picture_of_thewood_in_green_002むき出しの木片 1月後でもまだ水分が残存しています



2007_picture_of_thewood_in_green_005さらに新聞紙に包むと乾燥が 緩慢になります。

いい木を手に入れたらやむを得ずこういった材の保管もお考え下さい。
わたしも こうやってスプーンの材をキープしています。 

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