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2007年5月24日 (木)

木のスプーン作り と 専用作業台

木のスプーン作りは 静かで 楽しく ちょっとした時間に 削ることができて面白いものです。
もちろん このスプーン作りも 生木を材料とした グリーンウッドワークで楽しむことができます。 生木の材料の 選定条件は 通常まず第一に 真っ直ぐで節がないことです。直径7cmほどの材料であれば 半割りにした生木を大き目のスープ用スプーンとして作ることができるでしょう。
木の種類は できれば 木にあくがなく 木の細胞の緻密な 桜や かえでなどがベストです。楢クヌギなどは 直接口につけるもの以外であれば材料となると思います。
また専用の工作作業台がなくとも作ることは出来ますが、 なれない人にとっては(慣れた人でもですが)ナイフでスプーンの形を削りだしていく作業はかなり大変なもので さらに怪我の心配もあります。そんな理由から今回 スプーン専用の作業台=スプーンクレーンを作りました。このスプーンクレーンを利用すると大変で怪我の心配をしながらの作業がとても楽になりました。もう親指のはらが痛くなることはなくなったのでした。まだ細かい部分での改良が必要になると思われますが大まかな形状は出来上がったのです。考えてみるとスプーンクレーンは ヨーロッパ本土やアメリカタイプのシェービングホースにデザインが似ているのでした。(まねしたわけではありませんが)
2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo

この程度の太さの生木でスプーンは作れます。材は楓です。

2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo_1半割りにして さらに半割りにして使います。



2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo_2斧などを使い 板状にします。大体のスプーンのボールの大きさを書いてそのボールの下の部分に鋸で切り込みを入れて谷状に削り取ります。



2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo_3正面から見るとちょっとこけしみたいです。



2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo_4このこけし上の材料の首から下の部分を削りとります。この作業がとても大変ですが ご覧のような 専用の台があれば怪我の心配もなく 楽にスピーディーに作業できるのです。手にしているのは小型のドローナイフでスイス製です。



2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo_5大まかな形を削り落としたら ボールの下の所にのこ目をいれてボールの角度をつけます。つまり のこ目を境にノミで谷を削って作ります。このとき肝心なことは ノミの刃を木に対して横方向に削ることです。またスプーンのボールの部分は平らにします。



2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo_6このボールの部分に円を描き、まず外側を削りまた 全体の形状をおよそ仕上げるのです。そして最後にボールの内側を彫刻等などの丸刃でくぼませていきます。



2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo_7特にボールの内側を削る刃物はよく研いで切れる上体のものを使ってください。私は 紙やすりは使わないので 刃物で削ったあとがそのまま仕上がりになりますから。



2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo_8これが スプーンクレーンの全貌です。このクレーンの本体のボディーは 今回は 水木ですが、針葉樹、桧などでもいいでしょう。左側の柱=ポストはクヌギです。そしてスプーンを載せて加工するベッドは 桜です。ベッドに差し込まれたクレーンは楢の棒と桜の押さえです。



2007_picture_of_the_spoon_making_and_spo_9このような感じでスプーンの材料をかましてドローナイフを、あるいはナイフを使って削っていきます。


最後にデリケートな仕上げ作業は 手の平にのせて行います。ただしこのときタオルや 軍手などつけて怪我と 手垢対策をしてください。

スプーン、使う用途によってその形状がかなり異なりそれにあわせて作ることも面白いものです。
生木を材料にして ひび割れなどしないかと心配になる方もいるかと思いますが
スプーン全体で木に厚みがなく(薄ければ薄いほどひびは入りません)、節がなければ大丈夫です。
また生のうちは 直射日光や 温風を避けてゆっくり乾かしてください。この季節でしたら2~3日すればほとんど乾きます。
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midorinocraft@nifty.com


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