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2007年4月 5日 (木)

グリーンウッドワークイスのホゾ組 その後

前回 3月初めに掲載したイスのホゾ組のその後です。あれから1ヶ月経って いったいどうなったか。
直径40mmほどに挽いた丸い木に(これも生木)直径16mmのドリルで穴を2個あけました。
その穴の一つに同じく直径17.7mmに挽いた生木を乾燥させて楕円形の断面形状になったホゾを(長いほうが17mm 短いほうが16mmに収縮しました)押し込んだのでした。1ヶ月の時間が経って どうなったか。
直径40mmの木は 楕円形に収縮して太いところで40mm(穴の縦方向)縮んだほうが38.4mm(穴の横方向)になりました。
で、ホゾ穴はどうかというと穴の縦方向は相変わらず16mmで、収縮したほうは15.3mmになりました。16mmが15.3mmですから計算すると約4パーセント縮んでいます。ただしこの試験片は乾燥促進させずに徐々に乾燥させていますのでまだこれからも乾燥収縮をしていくはずです。

差し込んだ木片は差し込む前にすでに乾燥行程を終了して収縮していますからもうこれ以上縮まないわけです。そしてそれをまだ完全に乾いていない木に無理やり差し込みますのでぎりぎり一杯の無理をして差し込まれている感じになります。

まとめ
まだ乾燥していない(かといってあまりに生のままではいけないのですが)木に16mmの穴をあけて、そこに 乾燥してこれ以上縮まなくなった木片を(生木で挽いた時には直径17.7mmでしたが乾燥して 楕円形になり 長いほうが17mm 縮んだほうが16mmになった)縦方向にホゾを効かせて無理やり押し込むのです。
すると半分生木の 棒が徐々に差し込まれてから収縮し始めて締め付けるようになるのです。
このようなやり方で作ったジョイント=ホゾ組は接着剤を使わなくても強度を維持できます。
人が引っ張っても抜けません。
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木は 湿度、温度などによってわずかながら寸法が変動しています。ホゾを組む時にその収縮を考慮に入れて組まないとゆるみを生じるのです。
差し込まれるほうの木が夏場の湿度の高い時に膨張するとホゾ穴も大きくなり、差し込むほうの木も同様に膨らみます。二つの寸法の変動が同調するように組むことが大事になるわけです。いくら接着剤を使ってもこの点をおろそかにすると後々がたつくことになるわけです。
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