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2012年6月21日 (木)

椅子の座面 インナーバーク

インナーバークとは 木の甘皮、つまり外皮の一層下にある皮です。

このインナーバークを椅子のシート材として使う伝統はもっぱらアメリカにあるようですが そのもともとが 先住民であるアンディアンからもたらされたものか なんともはっきりしません。

ただし バーチバークカヌー=白樺の外皮を編み込んで作る美しいカヌーはインディアンの伝統でありやはり木の皮を使うことは インディアンが発祥なのかもしれないという気がします。

さて このインナーバーク、私もよく使ってきましたが なんとかメードインジャパンのインナーバークはないものかともう何年も探してきたのでした。

そして ここ福島県の古殿町に来て この問題が片付きました。

樹種は2種類です。

今回はそのうちの一つを採取し、座面を編むまでしました。

20120619_innerbark_harvesting_002 こんな木です。

インナーバークを採取するのに向く木は 枝別れや節がなく 真っすぐなものですが、これがなかなか難しい。

20120619_innerbark_harvesting_019 みなで 外皮をうすく削り取っていきます。これが案外た~いへん。辛抱心棒!!

だいたい幅18mmくらいにナイフで切れ目を入れて巻き取っていきます。

20120619_innerbark_harvesting_027 この外皮剥ぎにはドローナイフがいいですが、できれば刃の薄いものがデリケートな仕事が出来ていいかもしれません。

写真のドローナイフは 刃物の研究家であり刃物作りをしているO氏作のもので あんがいこれが使いやすかったです。とにかく薄く外皮のみを削り落すことでdす。

20120619_innerbark_harvesting_032 この幅決めの作業はなかなか難しい!!

20120619_innerbark_harvesting_033 あとは簡単!!こんなふうにコイルに巻き取っていくのです。

20120619_innerbark_harvesting_036 20120619_innerbark_harvesting_043 すっかり裸になってしまいました。

20120619_innerbark_harvesting_054 いろいろ合わせて全部で20巻きほどこの一本の木から採れました。

たぶん椅子1脚半ほどの量です。

つづく

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コメント

もしかしてこのドローナイフ、当方が作ったものですか?
だとしたらとてもうれしいです。
役立ってこその刃物ですから。

投稿: ohmine | 2012年6月23日 (土) 09時05分

そうです。あのドローナイフです。
しかもこんな場面で大活躍するとは。
外皮のみをうまくすくい取れるのですばらしいです。
べベルの角度がいいのかもしれませんね。
ぜひいい形にしてデビューさせたいと思っています。

投稿: バジャー | 2012年6月30日 (土) 10時21分

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