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2012年6月

2012年6月29日 (金)

インナーバークの木

前回ご紹介した インナーバークの木ですが やっと 正体が判明しました。

”梶の木”です。クワ科の樹木で 葉に特徴があり 

20120626_nagaiwood_bowl_and_kajitre こんな形をしていますが 成長するにつれて

20120626_nagaiwood_bowl_and_kajit_2 こんな感じの普通の葉っぱになったりします。

この梶の木、調べてみるとあれこれでてきました。

まず 神社に植える御神木で(そう言われてみると このすぐ上に”神武天皇”の鳥居があるのです)

またこうぞ等紙の材料として古くから使われてきたようですね。いつの日からか 梶の木よりもこうぞ、三椏などにとって代わわられていったようです。

この葉の裏側に墨で字を書くことができ、七夕の時には 願い事を書いてそなえた、などなど 面白い話が続々。

こんな由緒のある木が 40本ほど裏山に眠っていて 私達が来るまで ササやぶになって窮屈な思いをしていたのです。

こんごこの梶樹林をよく手入れして良いシート材が取れるようにしたいと、手入れをする事にしたのです。

甘皮にはほのかにフルーティーな香りがします。

おそらく本州には昔は広く分布していたようですから皆さんの地方にもあるかもしれません。

葉に特徴があるので 探してみてください。

甘皮の採集時期は 今頃がいいですよ。

また成長が早く10年もするところ合いの太さになります。

20120619_innerbark_harvesting_016 外皮を薄く削り取るのにはこんなちいさな薄刃のドローナイフが役に立ちます。これはスイス製のドローナイフで

切れ味が良く、私はドローナイフ仕上げのときに使っています。(スイスpfeil社製だが 小売りはないようです)

ご参考までに

いずれにしても甘皮をコイル状に採取するのは相当の手間がかかります。 

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2012年6月21日 (木)

インナーバーク 続き

20120620koukun_inner_bark_stool_017 さてそのインナーバークコイル状に巻いて乾燥状態にすれば何年も保存でき、ぬるま湯に付ければ柔らかくなってシート材として使えます。

今回のメードイン古殿のインナーバークは 私がこれまで使ってきたアメリカのヒッコリーの物と比べてどうでしょうか。表面に細かい模様が出ていてそれは面白いと思います。また耐久性は大丈夫、、半年以上前にひとつ試したスツールが健在でとても良いからです。

20120619_innerbark_harvesting_024 ドローナイフで削り残した外皮などがそのままシート材として模様になります。

乳白色の樹液が見えますか?

20120620koukun_inner_bark_stool_010 アシスタントのこう君が初めてのスツールにインナーバークを編んでいます。

この甘皮、ちょっとかんきつ系のいい香りがします。

20120620koukun_inner_bark_stool_014 足りなくなったら花結びで、シートの裏側で連結

20120620koukun_inner_bark_stool_018 こんな感じです。

20120620koukun_inner_bark_stool_021 仕事が丁寧で デリケートなこう君、数時間かけてついに編みあげました。

どうです

オールメードイン古殿です

この木の名前がわからない

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椅子の座面 インナーバーク

インナーバークとは 木の甘皮、つまり外皮の一層下にある皮です。

このインナーバークを椅子のシート材として使う伝統はもっぱらアメリカにあるようですが そのもともとが 先住民であるアンディアンからもたらされたものか なんともはっきりしません。

ただし バーチバークカヌー=白樺の外皮を編み込んで作る美しいカヌーはインディアンの伝統でありやはり木の皮を使うことは インディアンが発祥なのかもしれないという気がします。

さて このインナーバーク、私もよく使ってきましたが なんとかメードインジャパンのインナーバークはないものかともう何年も探してきたのでした。

そして ここ福島県の古殿町に来て この問題が片付きました。

樹種は2種類です。

今回はそのうちの一つを採取し、座面を編むまでしました。

20120619_innerbark_harvesting_002 こんな木です。

インナーバークを採取するのに向く木は 枝別れや節がなく 真っすぐなものですが、これがなかなか難しい。

20120619_innerbark_harvesting_019 みなで 外皮をうすく削り取っていきます。これが案外た~いへん。辛抱心棒!!

だいたい幅18mmくらいにナイフで切れ目を入れて巻き取っていきます。

20120619_innerbark_harvesting_027 この外皮剥ぎにはドローナイフがいいですが、できれば刃の薄いものがデリケートな仕事が出来ていいかもしれません。

写真のドローナイフは 刃物の研究家であり刃物作りをしているO氏作のもので あんがいこれが使いやすかったです。とにかく薄く外皮のみを削り落すことでdす。

20120619_innerbark_harvesting_032 この幅決めの作業はなかなか難しい!!

20120619_innerbark_harvesting_033 あとは簡単!!こんなふうにコイルに巻き取っていくのです。

20120619_innerbark_harvesting_036 20120619_innerbark_harvesting_043 すっかり裸になってしまいました。

20120619_innerbark_harvesting_054 いろいろ合わせて全部で20巻きほどこの一本の木から採れました。

たぶん椅子1脚半ほどの量です。

つづく

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2012年6月18日 (月)

展示会ご来場有難うございました。

先日の杉並区高円寺のギャラリー工での展示会が無事終了しました。

皆さんのご来場に感謝します。

どちらかというと和気あいあいとした雰囲気の中で私達の現在までの古殿町 クラフトハウスでの作品 また空気を少しは味わっていただけたのではないかと思います。

これまでの神奈川県での活動から古殿町に移住し  それによって私達のグリーンウッドワークもかなりゆったりとした作業環境の中で活動できるようになり その点が少なからず作品にも反映しているように思います。

20120609gallery_kou_007 みなさんと楽しくお話しをしながらのワークショップ

自然の食材を材料にした塗料の製作と実際にその塗料を木の器に塗る2時間あまりのワークショップでした

みなさん個性さまざま

20120609gallery_kou_008 この小さなスターボール、なかなかおもしろい!!

20120609gallery_kou_005

いえいえどれもこれもとても新鮮な個性を感じるものでした。色がはみ出て失敗かと思いきや あまり細かい事にこだわらず先に進めていくうちにそれが気にならなくなり そのうち可愛くなっていく。おもしろいですね。失敗を吸収してしまう。

この自然塗料の器は来年につながっていきそうです。

乾くのに1カ月待ってください。

毎日毎日気になってその器の様子をみずにはいれません。

待つのも楽しい!ですね。

この自然塗料のお問合わせは

tomio@tomio-imaru.com

または0247-57-5541までどうぞ

                       

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2012年6月 7日 (木)

第一回グリーンウッドワーカーミーツ イン福島

第一回グリーンウッドワーカー ミーツイン 福島

20120605_tunahikiout_su_019

日ごろ みなさんこつこつとあるいは がやがやとグリーンウッドワークに励んでいるかと思います。

この日本の国内にいったいどれくらいのグリーンウッドワーカーがいる事でしょう?

そしてどういう方向性のグリーンウッドワークを志向しているのでしょう?

そうだ、いっそのことグリーンウッドワークをやっている人が一堂に会して親交を深め 情報交換をするのも

必要ではあるまいか? と思うのです。

自分が普段やっているやり方や道具、作品など自慢しあったり 交換 売り買いなどし なかよくなるというのも大事ですよね。

そこで今回第一回グリーンウッドワーカー ミーツというものをここ古殿のクラフトハウスで開催するぞ、という事にしました。

送迎はありませんので車でお越しください

期間中いつ来られてもいいですが 余裕がある方は12日の準備のお手伝いにもご参加ください。

宿泊はテント持参あるいは車中泊になります

例外的に室内での宿泊もできますが かずに限りがありますので 希望者の方は早めにご連絡ください。

また仮設手洗いのレンタル料金を負担お願いするようになると思いますのでご了承ください。

日程は10月13(土)14(日)

そして前夜祭と称して12日金曜日から始まります。

お時間を繰り合わせてぜひご参加ください。

12日 準備作業、打ち合わせ(飲み会?)

13日 懇親会&バザー

14日 狼煙の義(グリーンウッドワーカーと東北が頑張っているぞ~というメッセージの狼煙をあげるのです)

    東西対抗綱引き大会

    団体戦グリーンウッドワーク競技会

    後片づけ

競技の内容やそのほかの詳細については今後煮詰めていきます

20120605_tunahikiout_su_037 参加者のためのキャンプ&グリーンウッドワークサイト 着々と工事進行中です

20120605_tunahikiout_su_033 こんな綱引きです

このクラフトハウスのグランドにテントが並んで 皆が腕自慢、作品自慢そして知り合いになる=いいな

詳しい事は0247-57-5541

またはtomio@tomio-imaru.comまで

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