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2011年11月

2011年11月29日 (火)

1月の特別集中講座のご紹介

2012年1月 例年の特別集中講座で グリーンウッドワーク 足踏みロクロの製作をします。

詳しくは

クラフトハウス 2012 1月ロクロ作りの特別集中講習の予定

をご覧ください。

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2011年11月28日 (月)

スツール作りの1週間 その2

最終日

いよいよ組み立てたスツールにシートを張る作業

シートの材料には コットンテープやイ草など植物系の素材、またインナーバークという木の甘皮など様々なものがありますが 今回はこの木の甘皮=インナーバークを使いました。

このインナーバークはじつのところまだ日本国内さんの物がありません。(クラフトハウスでは2種類の良い材を選定済みで 今後の実証実験を経て 近々にもデビュー予定です)

インナーバークは椅子にはる前にお湯に30分ほどしたして柔らかくします。そして柔らかいうちに張って作業を終了しなければいけません。 なので多少時間を気にしながら作業します。

また完成間際になると、つまりインナーバークをほとんど7,8割まではってくるとだんだんインナーバークが刃日って行くスペースがきつくなるのです。 この時のために先が平べったいヘラのようなものを用意しておいた方がいいです。うちでは このヘラをツンツン棒と呼んでいます。

シートの網のパターンは2つおきに編みます。こうすると1つおきに編むより編み数が少なくて済み、しかもおもしろい模様になるのです。

20111126_tukudatakechan_stool_cours 最初はただただぐるぐる巻きに巻いていきますが このときあまりルーズではいけませんし、かといってあまりピンピンにきつく巻いても良くありません。適当な手加減が必要ということです。

20111126_tukudatakechan_stool_cou_2 ぐるぐると巻ききったら、今度は直角方向に今度は2目ずつ縫うようにくぐらせていきます。上下のシート面を一周したらつぎには1目ずらして同様に編んでいきます。

写真のように最後の方になると窮屈になりツンツン棒が活躍します。

20111126_tukudatakechan_stool_cou_3 なかなかいいでしょ。という気持ちになって少し頑張る気持ちをたかめて最後のもうひと踏ん張りです。

20111126_tukudatakechan_stool_cou_4 じゃじゃ~ん、完成!!

これまで1週間かけて作ってきたパーツが組みあがって そしてシートを張って一つの形ができあがるのです。

最初 横棒1本作ってもスツールの実感が持てなかったと思うのですが その作業の集積によってこの素晴らしいオリジナル作品が形となるのです。

そうですね、1週間もたつとインナーバークも乾いて実用につかえるのです。

そうそう 組み立て終わって インナーバークを張る前にスツール本体に乾性油をさっと塗りましょう、そしてシートを張ってかわいたらごく薄くシートにも乾性油をさらっと塗りましょう。

20111126_tukudatakechan_stool_cou_5 左はクラフトハウスのサンプル(シートのインナーバークはメードイン古殿)

20111126_tukudatakechan_stool_cou_6 最後のティータイム

20111126_tukudatakechan_stool_cou_7 こうして北の国へ 楽しい体験を形にのこして帰って行きました。

20111126_tukudatakechan_stool_cou_8

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2011年11月27日 (日)

スツール作りの1週間

先週はスツール作りの週でした。

北大大学院生のたけちゃんが参加者です。木材関係の研究をしている方です。色々な意味、目的をになっての参加であったと思います。

ご存じの通り スツールとは 背が着いていない椅子で 通常すべてのパーツが直交しており 組立における複雑さがなく 椅子作りのスタートとしてはまさに格好のプログラムです。

個人差はありますが、はじめて使うポールレーズやシェーヴィングホースなど、徐々にですが慣れてきて上達していくものですね。

ホゾの部分のみならず ポスト=脚や ラング=横棒などすべて ポールレーズで丁寧にロクロ掛けで仕上げました。

あまりの熱心さに 夕食後ひとりポールレーズを挽いていたりもしていましたが その熱心さが形に出て、また造形的なセンスの良さがとくにシートレールに感じられて すばらしかったです。

シェーヴィングホースでシートレールを削る作業にとても魅力を感じているようでした。

20111126_tukudatakechan_stool_cours シートレールをポストに押し込んでいく様子(どうです、シートレールの形の美しさ)

材は栗です

20111126_tukudatakechan_stool_cou_2 ほぞ穴あけの様子

20111126_tukudatakechan_stool_cou_3 昼過ぎに始めて 夕方には組みあがりました。4本の脚のデザインがバラバラなのは それなりにおもしろくもあり、ほとんど気になりません

20111126_tukudatakechan_stool_cou_4 スケジュールの途中で 例のイルミネーションを見に行って ビールまでごちそうになったり 近くの温泉に入りにいったりと盛り沢山です。

ただスツール作りに集中するのもいいけど、こういう息抜きもだいじですよね。

イルミネーション!!

20111126_tukudatakechan_stool_cou_5 暗闇の中曲がり角を大きく曲がるといきなりこれ!

20111126_tukudatakechan_stool_cou_6 たけちゃんのそばにべったり付くわけにもいかず 私は 少し距離を置いて 燻製の箱の試運転=もともと3ドアーのロッカーです。

さいわいなことに桜のチップには困ることはありません、ポールレーズで挽いた削りかすはとてもいい燻製の煙のもとになります。しかも鉄の箱ですから火事の心配も要りません。

20111126_tukudatakechan_stool_cou_8 3じのお茶以外に11時ころにもティータイムありです

20111126_tukudatakechan_stool_cou_7 あいまには あらたな材料を切りだしたりもしています。

20111126_tukudatakechan_stool_cou_9 最初の燻製はチーズいぶしてから次の日まで乾燥させておくとよりおいしくなる感じです。

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2011年11月24日 (木)

鍛冶屋小屋&火床

これまで同様に ここ古殿でも 器の刃物やカーヴィングナイフなどを作るための設備である 鍛冶屋小屋、

やっとすこし形になってきました。

建物自体がブロック造なので 火の心配はずいぶんと軽減

まずは 火床です

あれこれ考えて、そろばんをはじいてこんな風になりました、火床の本体は廃棄処分逃れのスチール家具、

火床は 特注耐火煉瓦、 アンビルは100kgのオークションものなどなど

アンビルを除けばコストはほとんどただ。

一番のピカイチはその特注耐火れんが。

何のことはない、校庭の砂の多い土を押し固めたもの

20111117_forge_place_012 作りかたは簡単

型を作り、校庭の土をその型に入れてたたいたりして 圧縮する

20111117_forge_place_013 型から取り出す時には 写真のようなスクリュー式の押し出しを使うと 土がこわれない

20111117_forge_place_001

この押し出し機のおかげでところてんのような感じで 土のブロックが出てくる

20111117_forge_place_00620111117_forge_place_011 30ほどの不揃いなレンガ達 火床の表面の土手をかためるためのようかんです。

20111117_forge_place_016 ようかんこと特注耐火煉瓦みえますか?

土とこの耐火煉瓦を乾かすから炊きをします。

さまざまな微調整をしながらじょじょにいい形になっていきそうです。

記念にこんなのをたたきました。

20111117_forge_place_067 Amy_007  文字は結構むずかしいです。もっと専用の道具など揃えないと。

でもなかなかいいでしょ?

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2011年11月18日 (金)

看板

クラフトハウスの建物の北側にある玄関の手前に看板を設置しました。

あれこれ考えてこんな形に

20111113_local_inner_bark_stool_062 このような造作物のポイントの一つ

それは 木の皮を削り取って白い木肌にすること

もちろん 外皮付きのままでもいいですが、ひと手間かけるとひきたちます。

仕事量のボリュームとしてはそれほど大きな負担ではありません。

あまり神経質にならずに 楽しみながら作りましょう。

看板の文字の塗料は 釣り具屋さんで売っているウルシです。

Commercial_bord_2011_11_15_007 楽しく作れたことに味をしめて 南側の旧正門にも

Commercial_bord_2011_11_15_021 2つ作りました

上が私作

下がアシスタントの山ちゃん作

Commercial_bord_2011_11_15_020 Commercial_bord_2011_11_15_019 2つ合わせてウェルカム

ところが私が削った材の一本がウルシの木で、(”これはウルシの木だからさわるな!”)と皆に言っておいたのに

そのことをすっかり忘れて 写真に公表できないかぶれ状態。人相もかわり痒くて眠れず、つらいここ2,3日。

2枚目の写真の木がウルシ

ちょうど木をシェーヴィングホースで削っています。

小脇に抱えていますが いまその部分がかぶれています。

みなさんご注意!!

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2011年11月15日 (火)

大広間の仕切り

念願の大広間=ホールの仕切り壁を完成しました。

ホールは広い。丸2日間でした。

手際悪く 石膏ボードを切っては張りして壁を作り、ステージとホールを無事分断。

これでプライベート空間が出来上がりとなります。

20111113_local_inner_bark_stool_126 ここを壁にして区切るのです。

一日で終わろうか、ともくろむも その計はならず。

20111113_local_inner_bark_stool_121 日は暮れ、あたらしい白紙の明日が上りました。

20111113_local_inner_bark_stool_144 こんなことして 移動し、

20111113_local_inner_bark_stool_162 2日目の夜に やっとの思いで ここまで 到着!!

20111113_local_inner_bark_stool_167 ”盃に映る2日の時間”

すこし良くなりました。

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2011年11月14日 (月)

椅子の座面の材料

グリーンウッドワークで作られた椅子の座面の材料の一つとして インナーバークという材料があります。

これは いわゆる木の甘皮で 英語ではインナーバークと言います。

アメリカではこの材として ヒッコリーが挙げられます。私の知る限り このインナーバークというのは世界中でアメリカだけのようにも思われます。もしかしたら アメリカのインディアンの伝統かもしれません。

私のところでもこれまで このアメリカのインナーバークを取り寄せて椅子のシートとして編んできました。

”なんとかすべての材をメードインジャパンでできないか!”というのが長年の願望でした。

それが最近急に突破口が広がって 可能性のある2種類の木の皮が出てきました。

20110923_bed_akichan_038_2 こんな風に木の外皮の薄皮をはいだ後、その甘皮をコイル状にまとめ上げていきます。

本来は春たけなわのころに収穫しますが かなり時期外れでも大きな障害は感じませんでした。

20111113_local_inner_bark_stool_064 収穫は大変だけど こうしていくつもコイルができると嬉しくなりますね。

さていよいよこれを実際に編み込みます。

20111113_local_inner_bark_stool_067 このスツール、じつは2年近く表において雨ざらしにしておいたものなのです。

試験的にグリーンウッドワークで作ったものがどの程度のこういう虐待に強いものかを知る意味であえてそうしたのです。シートレールとラングが2本ほど多少かたかたしていますが使用上おおきな問題は起こりませんでした。

もちろんこのスツールではジョイントに接着剤は使っていません。

20111113_local_inner_bark_stool_068 まず コイルをぬるま湯に30分ほど浸して柔らかくします。この時 試しに折り曲げてみてグニャット曲がるようなら準備完了です。

20111113_local_inner_bark_stool_071 こんな感じに軽く張りながらくるくると張っていきます。20111113_local_inner_bark_stool_076 継ぎ足す時はシートの裏側で、花結びで処理します。

20111113_local_inner_bark_stool_080 今度は直角に2目ずつ編みます。一目編みでもいいですが そうすると手間がとても大変になります。なぜって、最初に渡した目をいちいちくぐらせなければいけないからです。

目を間違えないようにしましょうね、特に表側は。

20111113_local_inner_bark_stool_081 もう終わり近くなるとわくわくしてきますね。 そしてだんだん窮屈になって目に通しにくくなります。

20111113_local_inner_bark_stool_1_3   

こんな感じになりました。

なかなか風合いのある良い座面です。

3日前後乾いてから座るようにしましょう。また薄く乾性油を塗るとますますひきたちますよ。

11月下旬、12月上旬には待望のスツール作りのコースが入ります。

(ただし今回はこの国産のインナーバークは残念ですがありません)

お問合わせ

クラフトハウス

電話 0247-57-5541

メール tomio@tomio-imaru.com

スケジュール http://www.tomio-imaru.com/school/sche28.cgi

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2011年11月 7日 (月)

蓋付きの器

蓋の付いた器は器単体の物に比べ 用途がかわっていきます。蓋があるということの利があるのです。

蓋付きの器というのはたんに器に蓋が乗っているだけということかもしれませんが これを挽くという作業は

ちょっと複雑です。

まず本体の内径に合う蓋の差し込み部分と本体から延長してふたにつながっていくカーブを合わせなくてはいけません。

この蓋付きの器をまるまる3日間かけて リピーターの女性が挽きました。

器をけずるフックの使い方もかなり慣れて 最初のころに比べれば格段の差があります。

20111101_mizuno_illumination_wood_d最初は本体を作ります。 材は栗の木

作者の思いからお釜のようなデザインに決定。

20111104_022 さまざまな形について議論しながら 少しずつ蓋を削ります。

このようにところどころお手伝いをします。下にしゃがんで器のどこら辺を刃のどこら辺で削っているのかをチェックしているのです。

20111104_028 3時の休憩をはさんで やっと蓋が出来ました。3日目です。

20111104_034 こんなです!

つまみの部分はとうとうお預けになりました。ナイフワークで自宅で作るとのことです。

20111104_045 完成の翌朝 まる3日間のレクリエーションを終えて帰路につかれました

20111104_049

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2011年11月 3日 (木)

ウッドドラム

クラフトハウスは広いので、食事やお茶の時、それを伝えるためにわざわざ”お茶ですよ!”と言いに行くのはたいへんです。

その手間を考えて 伝達手段を作りました。

敷地のわきに生えていたヒマラヤスギの幹で木魚の大きいのを作ったのです。

直径50cm余りのヒマラヤスギの幹をチェーンソーで半割にして中を空洞にして作りました。

20111101_mizuno_illumination_wood_d 作業のほとんだをチェーンソーで行ったのですが、内部を掘っていく時にはチェーンソーが案外楽です。

長さは120cmあまり まだ生なのでとても重かったです。

20111101_mizuno_illumination_wood_220111101_mizuno_illumination_wood_3 最初は細いスティックでたたいて音を出してみましたが 全然響きませんでした。

そこで写真のものを作りました。鬼のこん棒のようなこの棒の先端でつつくようにたたきます。

かなり大きな音が出ます。

数度のリハーサルの結果 連続した速いリズムでたたくとなにか信号らしき、メッセージらしき響きになりました。

20111101_mizuno_illumination_wood_4 今廊下の厨房のとこで 出番を待っています。 たたくのが楽しみです。

ちなみに このドラムの中をもっとたくさん掘って空洞を大きくして 外側との木の厚さを薄くするともっと低い音になるようです。

また時間があったらあらためて手をいれたいです。

みなさんがクラフトハウスにステーされるとこのドラムの合図聞けます。

クラフトハウス

福島県石川郡古殿町大字松川字大原194-2

電話 0247-57-5541

メールtomio@tomio-imaru.com

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2011年11月 2日 (水)

古殿イルミネーション

都内からのヴィジターの女性が3泊4日の日程で器挽きに来ています。

彼女はリピーターでかなり器挽きに慣れてこられて今回は少し大きめな器に取り掛かることにしました。

さて 初日の夕食後車で15分ほどクラフトハウスから山の方に行きました。古殿の綺麗な星空と もうひとつ知り合いの方の丹精したイルミネーションを見物に行くためです。

ここ古殿は 星空が綺麗で クラフトハウスからも条件が良ければ 天の川が見せるのですが 気分転換に比較的光源の少ない山間部に出かけたのです。

イルミネーションが夜8時のタイマーで 切れてしまうとのことで あわてて直行

だんだん街頭のない真っ暗な道を用心深く進むとカーブの先にいきなり”富士山!”

驚きの大きさです。

20111101_mizuno_illumination_wood_d こんなです!

来れを手掛けているのは奥様で、いま福島の気持ちが沈んでいるときにこそ 心にともしびをともそうとのおもいから がんばったのだそうです。この奥様はこの道14年のキャリアーで少しずつコツコツとイルミネーションを続けてこられたとのことで すごいことだなと感心しました。

イルミネーションもすごいけどこの女性がとても面白い人で むしろこの女性がイルミネーションですね。

20111101_mizuno_illumination_wood_220111101_mizuno_illumination_wood_3 富士山の道をはさんだ向こう側がご自宅で こちらもこんな風です。

奥様と私たち一行、お茶を飲みながらしばし トークしました。 みなさん 2月一杯見れるそうですので 機会がありましたら 見物に行ってみてください。奥様を。

詳しいことは お問合わせください。

そうそう肝心の星空、天の川 見えましたよ。キラキラと輝いています。

お問合わせ tomio@tomio-imaru.com

電話     0247-57-5541

クラフトハウスまで

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